キャリアコンサルタント実技試験(面接)で心掛けたこと
51才会社員がひょんなことをきっかけにキャリアコンサルタントという資格に出会い、資格取得にチャレンジすることに。
きっかけはこちら👇
2020年11月8日
第15回国家資格キャリアコンサルタント実技(面接)試験日。
落ちると恥ずかしい、養成講座仲間に負けたくないなど、他者視線を気にしてしまう。
不安と緊張というプレッシャーを自分自身に思いきっり掛けていた。。。
試験後は「あかん・・・落ちた・・・」とかなり凹みました。
2020年12月15日
合格発表日
なんと一発合格!!
翌日はがきで通知が届く。なんとオールA!
(受験機関はJCDAです。)
こんな私が面接試験に当たり心掛けたこと。
少しでも受験生の方の参考になれば幸いです。
①試験は初回面談の開始から最初の15分ということ
これが何を意味しているのかをよく考えてみる。
まず最低限必要なことは相談者とリレーションを築く、システマティックアプローチでいう信頼関係構築。
そのためにゆったりとした気持ちで、相談者のことを気遣う温かい心がまずは大事だと思います。
「間」も大事。相談者が話をしてすぐに質問せず、悩みに寄り添いながら話してくれた内容を「うなづきや相槌(自分なりのバリエーションで!)」で、かみしめながら、「伝え返し」「言い換え」で言葉を返していく。
質問しなければという焦りは禁物。
試験ではここは自分なりにできたかなと思うところです。
というか、これしかできていなかったと言っても過言ではありません。(笑)
②主訴は絶対に外さない
相談者は悩みがあって来談しています。
その悩み(主訴)にどこまでいっても寄り添う。
どんな気持ちなんだろう?
どんなきっかけがあったんだろう?
今までどんな経験をしてきたんだろう?
どのように気持ちが変化していったのだろう?
今、相談者が置かれているのはどんな状況、環境なんだろう?
悩みの根本的な原因になっていることやどうして悩んでいるのかを掴んでいきたいですね。
③解決してあげたい病にならない
価値観は人それぞれです。
自分の価値観での解決策を提示しない。そして誘導しない。
レッテルを貼らない。
私はこれがとても苦手でした。(今でも苦手かも・・・)
話を聞いていると自分の経験上から「こうすれば、簡単に解決できるのに・・」という気持ちがムクムクと沸き起こってきます。
でも、それは私の価値観での判断であり、相談者はそんなことは百も承知で求めていないかもしれません。
ロープレ練習をしていて、先生から何度も指摘もされました。
仲間内でもロープレでも自覚もしていました。
なので、「私はあなたのことがわかっていないので、色々と教えてください」というスタンスは強く意識をしました。
④共感する
ロジャースのカウンセラーに求められる基本的態度の3条件のひとつ、共感的理解。
相談者の内的世界を共感的に理解し、それを相手に伝えること。
そうです。伝えてあげないといけないのです。
なので、感情ワードを話してくれた時はスルーしない。
相談者の心の動き、感情の揺れを感じ、受け止め、時には言い換えたりしながら、その感情を意識できるように届けてあげるというイメージ。
(なかなか難しいですが、これができるようになるとレベルが上がると思います。私もまだまだできません。笑)
相談者がうまくいったことやがんばったことを発見できた時はチャンス!
この時は確実に寄り添い共感です!!
特に意識していました。
面接試験終了後は「あー、あそこでこの質問をすればもっと感情を掘り下げることができたのに・・・。」とか「また私の価値観で誘導してしまったような・・・。」と後悔ばかりでした。
試験前はロープレもたくさんやりました。
でも、試験当日に私が強く意識していたことは、
あれこれ考えても混乱すると思い、上記①~④だけです。
そして合格することができました。
とはいえ、他者視線を気にするあまり、変に自分自身にプレッシャーを掛け、過度な緊張を招いていたなぁと思います。
資格を取得して何がしたいのか?どうなりたいのか?という資格取得の目的を明確にしておき、他者視線は気にしないことが、今思うととても大事なことのように感じています。
少しでも受験生の方の参考になれば幸いです。
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