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MBTI好きなくせに自認を固めないワケ

はじめに

こんにちは!
16personalitiesでENFPと診断された人間です。

早速タイトルへの回答として、

結論 : 私が私のことを1番よく知っているから

としておきます。

正直、これに尽きる。
別に、長々とあなたってこうですよ〜って説明してくれなくてももう知ってるかな、みたいな。めちゃくちゃ傲慢に聞こえるね。

でも待ってください!!

この結論に至るまでには随分と紆余曲折したんです。

(noteは自分語りし放題って聞いたので、)
本記事では、そんな私の自認迷子経歴を振り返りたいと思います。

「自認って何〜〜!?私はだれ〜〜!?」って自認迷子になってる方はぜひ読んでほしいです。


悩みに悩んだ暗黒時代


初めてMBTIを知ったのは丁度コロナが流行っていた頃でした。
当時は韓国アイドルにハマっていたのでアイドルがよくやってる性格診断(16personalities)やってみたい!って単純な動機で沼入りしました。

当時の結果はINFP

最初、INFPの説明を見て驚きました。
え?私こんな脆弱なの??」って。
(INFPさんごめんなさい、今は全くそんな印象ないですよ!)

公式ページは抽象的な話も多く咀嚼しきれなかったので、解説サイトや掲示板、個人noteまで広く手を出しました。
電車移動中に随分と読み漁ったものです。

もちろん、INFPについても調べ上げました。
私って本当にINFPなの?他タイプで当てはまるところは?心理機能も見てみよう、とか。
時には、口癖や行動・歩き方の癖からアプローチしたり、苦手なことから逆算しようとしたり、随分と試行錯誤したものです。

でも結局、「うーん?本当かな、でもそう言われたらそうな気がしてきた(?)」って、絵に描いたようなバーナム効果を発揮して見事に自分の振る舞いまでINFP的になりました。自分って本当に単純。


でもよくよく結果を見れば、全部真ん中らへんだった

MBTIにおける成熟って?

転機となったのはある1つの説でした。

曰く、「成熟するほど数値は真ん中に近づいていく」と。

それでスクショしてあった診断結果をもう一度見たら、「アレ?私ほぼ真ん中じゃん?」って。

自分で自分のことを成熟してるーって言うのは今でも憚られますが、その説を信じるならば成熟しているらしかったです。

ただし、当初の私が成熟していたってだけです。

そう、INFP的振る舞いをするようになった私は成熟とは対極にいました。

退化しちゃった(?)


成熟した人(=全ての数値が真ん中よりの人)はINFPが出る率が高いらしいです。
私は個人的に、INFP人口が多い理由ってここにあるんじゃないかとも思ってます。

当時INFPに寄せていた自分(黒歴史)は、何度も診断を受けまくっていたんですが、その都度、振り切った数値を叩き出していました。

MBTIの知識をつけすぎて、どう回答すればINFPに寄せられるか、がオートで備わってた。

無意識的にINFPに寄るように回答してたんだと思います。

自分ってなに〜〜!?って溺れた感覚で、ちょっと鬱みたいになってた
(自分探しの旅って結構メンタルにくるんだって知った。)


MBTIとの決別


「もういい加減やめよう!このままだとどんどん精神崩壊するー!」ってなって、一旦MBTIから離れました

テレビ見てこの芸人さんESTJっぽいとかって考えちゃってたけど全力でMBTIの文字を頭から排除して、ずっと巡回して何度も読んだサイトのブックマークも外して、視界に思考に入れないようにしました。

そうこうしてる内に私がMBTIから離れて3年くらい(?)経ってました。
そして、2023〜2024年現在でMBTIの流行りがやってきました。(正直この流行りの始まりはいつかわからないからテキトー。)

TikTokでも友達との会話でもよくMBTIの名前を聞くことが増えました。
けれども、その時の私はMBTIに関する知識をほぼほぼ全て忘れてました。忘却は得意技。


MBTIとの復縁


MBTIが流行ってから友達から診断してみて〜!ってめっっちゃ言われました。
お前も言うか!ってくらいマジで流行ってた。

でも、自認迷子のしんどさが身に染みていたのでやだな〜って。
友達には質問長くて諦めたって言ってましたね。(サイテー)


復縁のキッカケは友達の一言でした。

MBTI創作活動にめっちゃ役立つ!

いや、それな〜〜〜!?って感じ。
めちゃくちゃわかる。

漫画とか読んでても、「このキャラENFPっぽい!絶対フォルダ分けとかめんどくさがってパソコンの中散らかってるでしょ!」みたいな。真偽はともかく、自分の中でキャラクターの解像度が上がるんですよね。

特に自分とかけ離れてるタイプとか。
漫画読んでて、「なんだコイツ理解できん〜!?」って自己投影が難しいキャラも、一歩離れて「コイツはISTJっぽいからこれじゃ動かないんだなー、自制心スゲー。」とかって考えられるようになる訳です。

それで、丁度そのころ創作活動を始めたばかりだったので、MBTIを取り入れてあわよくばヒットしないかな〜って。(邪すぎるし、ヒットしなかった。)

まあ結局、周知のことですが、
この他者の理解を促進するってところがMBTIの肝ですよね。

自己理解を捨て他者理解へ



こうしてMBTIとの別れや復縁をしてきた訳ですが、
結局のところ、今も自認は定まっていません。

プロフには、復縁したあとフラットな状態で16personalitiesを受けた結果を書いています。(ENFP)
あんだけ、心理機能やらエニアグラムにトライタイプにソシオニクスに、色々見てきて結局コレです。

残念な(?)ことに、余計に知識をつけた分、私のことは私が1番よくわかってる!という過剰な自信に繋がりました。

正直、あの暗黒時代はなんだったんだーーって思いもありますが、自分探しの旅をお腹いっぱいできたので良い機会だったのかなと思います。(正当化したいだけ?)

今では、「自認なんかどーでもいー!私は私だ!」「けど創作活動の解像度上げるのにめっちゃ便利ー!」ってフラットに考えるようになりました。

そういう訳で、

  • MBTIは他者を理解する手がかり

  • 無理に自認は定めない

という方向性で割り切っています。

私のENFPというラベリングも、みなさんが私っていう人間を捉える手がかりになればいいかなと思ってつけています。

さいごに


私自身、自認迷子のしんどさを十二分に味わい、紆余曲折を経て落ち着いた人間なので、もし今苦しみの最中にいる方がいれば参考にしてくれるといいな、と思って本記事を書きました。

自分にとって世界が明るくなる選択がお互いできるといいな、と思います。

ではまた次回お会いしましょう!

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