見出し画像

節分のたびに思い返す5年前の【福は内】の話

2023年も年が明けて、早速やってきた節分

1月には3Coins騒動があったりと、
子育て世帯においてはクリスマスや誕生日などに次ぐ一つの毎年発生するイベントとして注目されがちな時代になってますよね

我が家も長男が産まれてから既に4回ほど節分を過ごしているので、恵方巻きを食べたり、豆まきをしたりと定番ネタはしっかりやってきました

お父さんは鬼の役やるんですか?と、
最近職場の人に聞かれましたが、
よく考えたらサンタさんとか、鬼とか、
何かと親が役をいただける瞬間があるんだなと思うと、子供が小さい間にやるべき役割は全うしたいと素直に思っています

ただ、我が家にとっての【節分】は
少しだけ単なる定例行事とは異なる面があります

超低体重出生児として産まれ、
5ヶ月弱のNICU・GCUの入院期間を経て病院の外へ出て、初めて我が家にやってきた長男

それまでは産まれてからずっと、陽の光を浴びることなく、ずっと保育器の中で、そしてその後も病院の中で成長をしてきました

満を持して家にやってきた後、
5年前の2019年2月3日の節分の日に、
人生で初めて家族で外に散歩に出かけることができたのがとても思い出深く残っています

寒空の下、
それでも眩しい日差しに小さな小さな手で顔を隠そうとする長男の姿は、5年経っても全く色褪せません

家の近くの神社では豆まきが行われていて、
街の子供達が集まっている姿を見て、
この子も同じくらいの歳になったらあそこにいるのかな、なんてことを話していた気がします

あの、キラキラした1日は、
我が家にとって、まさに福が内に来た日そのものでありました

あっという間に時は過ぎていき、
産まれた時に最も心配していたこの5年間の長男の健康や発達についても、現在は障害も無ければ、成長曲線にしっかり乗っかる順調すぎる状態にある為、超低体重出生児であったことをすっかり忘れるくらいほとんど気になることがありません

もちろん、心配になることがない訳ではないし、かなり大人になるまで安心はできないなとも考えていたりします

でも、人の親である以上は
何かしら心配の種は常に存在するのかなとも考えます

毎年、そんな心配の種を外に
幸福を内に

節分のタイミングは、
そんな我が家にとって一つのスタートラインを振り返る1つの大切な行事と言えるのです

家の近くのあの神社では、
コロナで控えめだった節分行事が、今年は開催されると知らせが来ています

5年前、神社では見た元気な子供たちと、
長男は同じくらいの歳になりました

幸福な5年を連れてきてくれた長男にまずは感謝したくなる、この時期の話でした

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?