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エンジョイベースボールという言葉

エンジョイベースボール 第105回の甲子園は慶應高校の優勝で幕を閉じた。 慶應高校の選手・監督の皆さん、並びに関係者の皆さん、おめでとうございます。 仙台育英高校の選手たちをはじめ、高校球児の皆さんもお疲れさまでした。 技術的なことや戦力的なことなど細かいことはここでは言及しないが、 決勝を戦った両校はともに素晴らしいチームだったように思える。 慶應高校が”エンジョイベースボール”という言葉をモットーに掲げている、という事実のみが世間では先走りしているようである。 ”高

    • 変わりゆく色の文学的描写

      遠くで暮らす友人に思いを馳せることがある。 少年時代長い時間を過ごした彼のことは尊敬しているし 今でも信頼できる、良い友である。 しかしお互い地元を出て、全く違う生活を送るようになった。 感覚の違いは大きいはずだ。 なにせ触れる環境が全く違うのだ 不思議なものである。そこにいるのは間違いなく彼だが、 我々は一緒に居た頃の我々ではない。 テセウスの船で例えられるが、毎朝違う場所で起き、違う毎日を送る。 この数年で知識も考え方もアップデートを重ねているはずだ。 お互いに。 何も

      • 歯医者、いかなきゃな

        歯医者に行きたくない。 行かなければ、とおもいながらも 嫌なので行かない。 単純明快、直截簡明、かつ幼稚な思考である。 治さなくたってしばらく生活はできる。 あとからくるしい思いをするのをどこかで知っていても、 いきたくないところにはいきたくないのである。 人は痛みを忘れる。 動物としての本能だろう。 痛みは残るが、同じ痛みが永遠には続かない。 反省はしても同じ過ちを犯したりする。 時に痛みを思い出して天を仰いで苦笑することがある。 その時でさえ当時の胸の痛みに近づく

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