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【狂気】他人数闇鍋 夏の陣

前回の闇鍋のレポートはこちら


私の属する学部派閥。
ちょっと頭のネジの外れた陽気な連中が所属しているカオス派閥である。
こんななりでもメンバーは結構いる。
テストが終わるたびに変な余興で苦痛の日々を忘れるのが通例である。

さて今年の企画は…
闇鍋。

夏に。テストが終わった当日に。

鍋として何も合っていない。


▶︎参加者

タケサン
 テスト期間中は3時寝7時起き
 発狂寸前

ワッサー
 テスト期間中に明太子パスタを自作実食
 料理ができる系。

NEK
 テスト期間をゼンゼロにALL IN
 ほかにAPEXをしてた

だいず
 テスト期間中のバイト中にテスト勉強
 とても日焼けくっきり

トッポ
 テスト勉強は全ブッパスタイル(?)
 再試ペナントレース先頭

大先生
 テストなんてなかった
 週6バイト

麦門冬
 テスト期間中朝食は毎日コーヒーと焼おにぎり
 健康的な食事(?)

ジントニック
 テスト期間中にパワプロが届いた
 パワプロと雀魂をしてた


▶︎ルール

・どんなに闇な鍋が出来上がったとしても完食
・前回の反省から、粉物、骨が刺さるものは禁止
・メンバーにナッツアレルギーがいるためナッツ類禁止
・1人1人前の量を持ち込む
・現場の都合上、鍋を煮込む際闇になりきらないが、そこは実食の際に真っ暗にしてカバーする
・食材に感謝する

▶︎第一の鍋

ベースつゆ:キムチ鍋

鍋の蓋を開けると全員が感じるシチューみてえな甘美なかほり。
これは一体…?

掬うとまごうことなく麺。
暗闇の中でもわかる麺の感覚。
誰かがヤバいことをしている?

▶︎実食

意外と食べられなくはない。
視界の端で1人悶絶している人がいるが…

▶︎鍋に入れられた食材たち

NEK
・アルフォート(ホワイトチョコ)
・食紅(青)

コメント
〜アルフォート〜
ほのかな甘美なかほりの主犯①
チョコレートは完全に溶けて出汁になると思いきや、アルフォートの"コア"の部分が溶けずに残存。キムチ鍋と思って食べた参加者の味覚をなんだかわからないまま崩壊させた。電気をつけて確認したが、ホワイトチョコは完全に溶解。

〜食紅(青)〜
狂気。あなや。
そもそも食材かどうかが怪しい。
そして投入された量が常軌を逸していた。
電気をつけた後、食欲がどんどん引いていく
一部食材たちはこいつによってあられも無い姿で発見されることになる。

麦門冬
・豆腐
・カスタードクリーム入りレモン菓子パン

コメント
〜豆腐〜
食紅の被害者①
極めて善良な鍋の食材。
しかしNEKの食紅により、およそ口にしていいと思えないシアン色食用立方体へと変貌。
鍋の汁には突っつき回されて剥がれた食用立方体の破片が漂っていた。
というかこの人の前回の食材も豆腐だった。

〜レモン菓子パン〜
ほのかな甘美なかほりの主犯②
パンは出汁を吸い、沈んだところでよく煮られてしまい、生地が溶解。その結果中のカスタードクリームが出汁に溶け出して芳醇なかほりをご提供。
さすが前回たこ焼きを入れた猛者。
粉物は譲れない。

わっさー
・紅生姜入り練り天

コメント
極めて善良な鍋の食材。
出汁を吸うようなモノでもないため食紅の被害は軽微。
前回納豆を持ってきたとは思えない。

タケサン
・トマトジュース
・ハム

コメント
〜トマトジュース〜
出汁が寄せ鍋だったなら効果覿面だっただろうが今回はキムチ鍋。哀れトマトはより強いキムチの前に霧散。微塵も気配を感じられなかった。

〜ハム〜
食紅の被害者②
ご存知ハムは着色しやすいためなす術なくシアン色に。
今回は5枚セットを剥がして入れ大層薄くなった結果、つつき回され小学生男児がいる家庭の障子みてえな姿に。

しにー
・バナナチップス

コメント
出汁をすくって飲んでいるとちょっと硬いものが!なんだこれ?
→バナナチップスでした。
バナナ特有の甘味はキムチのパンチの前でグロッキーに。上位甘味存在にしてやられてしまった。

大先生
・ちゃんぽん
・豚肉

コメント
〜ちゃんぽん〜
冷凍食品のちゃんぽんを、スープも麺もかやくもそのまま鍋にIN!
結果鍋を身に覚えもない謎の野菜と大量の麺が跋扈することに。
どこをすくっても麺が引っかかる
さすが大先生。期待を裏切らない。

〜豚肉〜
鍋に肉系は欲しいものだが、まあまあ無難な食材になること請負。
ちゃんぽんの具に近似できる。

ジントニック
・オクラ
・梅干し(2個)

コメント
素材で勝負!
〜オクラ〜
ちゃんぽんを啜っているといきなり縦に突き刺さってくるミサイル枠。
ネバネバ成分はなぜか消滅してしまっていた。
多分この後の食材のせい。

〜梅干し〜
いきなり酸っぱい何かが突っ込んでくる。
スープの下に沈んでいるため掬った人にしか当たらない。
鍋に2つしか入っていなかったので食べられた人はJACKPOTということになる。
まあ鍋には最後まで気づかれずそのJACKPOTが残されていた。

だいず
・ぶりの刺身

コメント
あんた煮物でも作るんか?
とはいえ鍋と煮物(?)の相性はそれなりに良い。割と当たり食材に寄ってしまっているのが納得いかない。

トッポ
・バナナ

コメント
ほのかな甘美なかほりの主犯③。
紛うことなくこの鍋をぶち壊した主因。
それもドンキーコングがステージで拾うレベルの量を切って入れていたため当選確率も相当高く、上辺を掬うと大体当選してしまう。
キムチ鍋の辛味の後に広がる雄大なフルクトース。苦痛度はかなり高かった。

なお食材種明かしをした後で判明したが、NEKの苦手食材がまさにバナナだった。
チップスに加え本物まで入っていたため悶絶していた。

▶︎総評:第一の鍋

ほぼ確実に食べられる。
バナナを引かなければ。
結局ちゃんぽんはどこまでが付属食材だったのか?


全員なぜか余裕がある(?)感じでかつ食材が少し余っていたため2鍋目をすることに。

▶︎第二の鍋

ベース鍋つゆ:ぶたみそ

鍋を開けるとそれなりに香ばしい
味噌のかほりがうっすら
…いけるか?

▶︎実食

うん、結構いけるぞ?
なぜかまた麺があるのが気になるが…
………
………甘い!?
後味がやばい!なんだこの珍妙な甘味は!?

▶︎鍋に入れられた食材たち

トッポ
・りんご

コメント
またしてもフルーツで攻めてきた。
どうしてもこのフルーティーなシェフは皆にフルクトースを味わって欲しいようだ。
しかしりんごは"案外いける"の評価で落ち着いた。味噌とは合っていないが
なぜならこいつは珍妙な甘味の原因ではなかったからだ。
ちなみに第一の鍋の食材のせいで最も早く投入者バレした。

ジントニック
・オクラ
・梅干し

コメント
第一の鍋で余った食材を入れた形。
基本的に第一の鍋と役回りは変わらないが珍妙な甘味を打ち消せる梅干しが大層に重宝された

わっさー
・そば

コメント
またしても麺を啜る羽目になった原因の食材。
今回は麺単体だったので許される。
しかしどこを掬っても麺が入るのは度し難い。

NEK
・豆腐

コメント
第一の鍋のバナナで矯正されだいぶおとなしいセレクトに。

麦門冬
・豆腐
・セブンプレミアムのチャーシュー

コメント
〜豆腐〜
第一の鍋の食材流用パターンだが…
豆腐は大体どの鍋に入れても美味いのでヨシ!

だいず
・シナモン5.0g
・ピーマン(そのまま種付き)

コメント
〜シナモン〜
禁忌。狂気。
全ての食材に下味を施し、珍妙な甘味をもたらした諸悪の根源。
あろうことか5.0gと高用量をぶち込んでしまった。全てのバランスが崩壊してしまい、何を食べてもシナモンの味がする
豆腐もシナモン。そばもシナモン。りんごもシナモン………

〜ピーマン〜
シナモンの影に隠れがちだがこちらもやっている。
一点だけ。タネは取れ!

タケサン
・ハム
・コーンポタージュ粉
・キムチ
・しめじ

コメント
〜ハム〜
第一の鍋の流用。
今度は障子化を防ぐため6枚まとめて放り込んだ。
食べづらい、当たらないと非難轟々であった。

〜コーンポタージュ〜
実は買い出しの際、主催に1d100を振ってもらった。結果は94であった。
このダイス目を参考に、店の9番通路の4番目ゴンドラに陳列されていたものがこいつである。
(ちなみに逆側のゴンドラはジャム。手加減していたのだ。)
今思えば、粉を大量に入れたが、この粉とシナモンが混ざった結果、スパイスの混合的な理論で割と鍋に悪影響を及ぼしたのではないかという考察をしている。
悪いのはシナモンである。
全てシナモンのせいだな!


〜キムチ〜
第一の鍋のテーマを投入したが、量が少なかったのか、実食の段階でちょっとパンチの効いた白菜に。

〜しめじ〜
おいしい。

▶︎総評:第二の鍋

シナモンに全てを持って行かれた感じがある。
全部でシナモンの味がするため食レポを行える次元にいなかったことを覚えている。

▶︎締め

闇鍋をするときは、味の強すぎるものはちょっとだけ入れるようにしよう。

鍋は2つとも完食致しました。ご馳走様でした。
全ての食材に感謝してこの企画を行なっています。

▶︎その後

シナモンで全員やられたのかチーム戦でルドー(あまりにも悪名高い悪魔のボードゲーム)を順位決定までしていた。
これで盛り上がってしまうのが我々の狂気の宴である。
なお順当にシナモンと着色料は禁止食材になりました。



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