ギブギブギブ

お疲れ様です、+9んです。
今日は「ギブギブギブ」というテーマでお話させていただきたいと思います。

"集"への回帰

所有(OWNED)から共有(SHARE)へ"個"から再び"集"へ、世の中が移っています。

個で所有することはだんだんと価値が薄まり、個が持てるものを出し惜しみなく他の人に提供すること、共有することにこそ価値があるというシェア社会の考えが浸透し出しているのです。

個人が持てる情報を他人に共有することも、知識理解度やリテラシーがある程度個人間で同等のレベルでなければ、せっかくの有益な情報がただ流されてしまうだけになってしまうかもしれません。

私たちは、普段は何の見返りも求めないとは言いながら、実際は自分の意見や発信に対して誰からも何の反応もなかったら、やはり寂しいものなのです。

その為、自分の心地良さが保たれている繋がりや、自分の中で意識的にカテゴライズしている集団に対して、承認欲求も踏まえたコミュニケーションを図ろうと意図的に働きかけることがあります。

個人でただ所有しているだけでは何の意味も持たなくても、誰かと共有することで、とてつもない価値を生み出すことを、私たちは少しずつ理解しているのだと思います。

"アクセス"×"チーム"=突破力

一方で、"集"へ共有するには「アクセス力」が重視されます。

個人に力がなかったり、周囲に比べて能力が低かったりしても、能力がある人とさえ一緒にいれば、途端に景色が変わって良い成果をもたらすことがあります。

このように、有能な人たちにアクセスすることで、何かを成し得ることができる確率がグッと高まるのです。

チーム力、とも言い換えることができますが、もしチームを作るのであれば、自分以外の誰と一緒に手を組むのかがとても大切なポイントです。

また、チームで結果を出すことは、そうそう簡単なことではありません。

チームで結果を出すには、同じ思考やビジョンを持ち、目指すゴールが共通の認識・設定であることが必要とされます。

考えやアイデアをチームで共有することで、チームの個人それぞれが描くビジョンにアクセスすることが可能となります。更に、そこから同じベクトルを向いてゴールの位置を再度認識することもできます。

共通のマインドで辿り着きたい場所までの距離感にアクセスすることで、思考の中にある実態を可視化していくのです。

チームで結果を出すことというのは、前提として、自分に持ちえない知識や技術を他の誰かが持つ能力で賄うことができる、ということです。

自分以外の誰かの力があるからこそ、チームとして思い切りペダルを漕ぎ出すことができるのです。そして、各々が描いたゴールに向かってチームでアクセスする時にこそ、とても大きな突破力を生み出すのです。

ギブ三―&ギブユー&ギブバック

誰かに会って話したり、ブログやnoteに文章を書いたり、講師に教えを乞うために講座やセミナーを受講して学んだ内容を整理したり、私たちは日々色々な形でアウトプットしています。その人なりのコミュニケーションが大変活性している状態にあるといえます。

例えば最近ではYouTubeで大体のことは勉強できるとさえ言われています。
同時に、そこにはまだまだ知らない世界が燦然と溢れ出している有様です。

"個"人がそれぞれ積み上げてきた知識や体験が"集"結したYouTubeには、誰でも簡単にアクセスすることができます。

今や、とてもたくさんの経験や実績から学びを得ることが、スマホ1台あれば、誰でも簡単にできてしまうのが当たり前の時代なのです。

こんなに貴重で有益な数多の情報に、いつでもどこでもどれだけでも簡単かつ無料でアクセス可能な私たちが享受するメリットとは計り知れません。

気が付けば、自ら情報の海に積極的に飛び込んで、「もっと知りたい、もっと教えて!」と、もっと欲しい、もっと多くを吸収したい"GIVE ME/ギブ三―"の気持ちが強くなります。

歓びを噛みしめながら、学びや気付きをギブ三―すればする程、自分にギブしてくれた相手を心から応援したくなる"GIVE YOU/ギブユー"の心が芽生えます。

そうして、たくさんの応援する人が自分の中に芽を生やして、誰かとの繋がりがしっかりと自分の中に構築されてきた時、初めて自分も誰かに何かお返しがしたい、"GIVE BACK/ギブバック"したいと考えるようになります。

この、ギブ三―、ギブユー、ギブバックの考えが私たちのアクセス力を飛躍的に高めてくれるのです。

アクセスすることこそ"力"になる

自分に何ができるのか、自分がしてきたことや、自分が成し得てきたことをチームに提供した時、それが誰かのためになるのであれば、つまり今の自分の存在に価値を感じて貰えるような何かがあるのであれば、あなたの周りの人たちはあなたを認め、共に働くパートナーとして迎えてくれるでしょう。

では、もし自分の中に何も持ち得ていないと感じているとしたら、どうでしょうか。

"私には特別な何かなどない"という姿勢を示すのは容易いことです。
ある意味、自己の放棄にも近いかもしれません。

自分で可能性を閉ざしてしまうような考えでは、開く芽も開かないままできっと朽ちてしまうことになるでしょう。

人に渡せる価値が自分には本当に何もないと言うのであれば、その体を時間売りして労働を提供することから始めれば良いだけです。

誰もが最初から今持っている何かの能力を持ち合わせている訳ではありません。
むしろ逆ではないでしょうか。
私たちは誰もが最初は何をも持ち得ていないのです。

もしあなたが目指したいゴールが明確であればある程、必要な武器や行動ははっきりと答えが示されてくるのではないかと思います。

つまり、ゴールから逆算した時に、今自分がいる環境や状況の中で何をすれば良いのか、何を提供することができるのかをよく考え抜くことから全てが始まると思うのです。

何かヒントが頭に思い浮かんだならば、それを試してみること、その思考にアクセスしてみることです。

その行動が正しいか間違っているか、ということよりも、自分が動いてみたことが結果的に次のアクションに繋がるかどうか、が重要なのです。

一つ次のアクションに繋がれば、それが小さな自分の成功体験になります。

この小さな成功体験を積み上げることが、自分を信じる力になるのです。

積み上げた体験はとても正直です。自分に嘘をつけない、真っすぐに信じることができる経験を私たちにもたらしてくれるのだと思います。

そうやって、自分の考えに従って動くことができる人や、小さな成功体験を自分で積み上げることができる人は、より多くの思考や物理的なアクセスを可能とすることができる"アクセス力"を持ち備えているといえます。

人の思考へどれだけアクセスしたのかを測る"アクセス量"と、ギブバックしたいと考える量は比例していきます。自分が受け取った感謝の分だけ、自分の繋がりのある誰かに返して上げたいと考えるのです。

誰かの考えや意見に共感したり、情報を提供して貰うことが、自分が気付けなかった視点で物事を考えるきっかけや生活の豊かさを与えて貰えるので、それを循環させていける流れが出来上がるのです。

個は集へSHAREするのです。

貴重な時間を使って最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
あなたとあなたの周りの大切な人にとって、
今日も素敵な時間が訪れますように。






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