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今のゴルフ場って?(11)天候

1年ほど勤めたゴルフ場を辞めた区切りとして、ゴルフ場に対する思いを忘れる前にnoteに纏める事に。
今回は「天候」に対する思いを纏めてみます。

天候の印象

ゴルフ場で仕事を始めた時、さずがに天候によって収益が変わる事は理解していました。雨予報が出ればキャンセルの連絡は入りますし、雪が積もれば休場となりました。ただ自分の仕事が増えたことは想定外。雷雲が近づいてくれば待機が始まり、雷が落ちればプレー中断のアナウンスと一時的にプレーヤーの回収の為コースへ出動。雪が積もればいち早くコース状態を回復させる為にコース内の雪かき。事務系でもゴルフ場は肉体勝負と実感しました。
また夏の熱中症対策は必須。お客自身で対策をとるのは基本として、ゴルフ場としては送風機設置、水分補給箇所増設等の措置はしていました。まれに体調不良となるお客の対応もあり、人生で一番天候を気にする生活となっていました。

天候の機能

自然の天候に「機能」は無いですが、以下の分類と考えていました。
<天気予報>→予約キャンセル
<当日天候>→クローズ、プレー中断、お客の体調
「天気予報」の雨によるはキャンセルは仕方ありません。電話で天気を聞かれる場合が多いのですが、ゴルフ場としても当日の天気は分かりませんし嘘もつけません。あくまでも予報としての天気を伝えるのみです。
「当日天気」はお客が快適にプレーする為の準備に重要な項目と考えます。
ゴルフ場専用天気予報システムや落雷感知システム等の導入は必須で、いち早く判断や対応がとれるようにしなければいけません。そしてその情報を使って「誰」が判断するかです。基本的には支配人判断と思いますが、不在時などに誰がどのような条件で判断をするかのフローは必要です。特にクローズの判断はコストに繋がるので、早急に判断が必要となります。
熱中症対策は流石にどのゴルフ場も行っていると思いますが、安心感と快適なプレー環境を揃える為には必須。実際に対策をしている事をアピールする事も必要と思います。

これからの天候

天候はコントロール出来ませんが、快適なプレー環境を揃える為にコストは掛かります。ゴルフ場専用の天気予報システムはもっと精度が高いシステムが出てくると思いますし、熱中症対策も毎年更新されています。暑さ対策のカートも出てきているので、コース上での環境整備にもさらにコストが掛かりそうです。
全てコストに繋がってきますが、ゴルフ場としては天候に関わらずプレーを楽しんでもらえれば良いので、優先事項を決めて対策を取るしかないと感じました。

#ゴルフ場 #ゴルフコース #天気予報

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