新型コロナで会社員の休業補償はどうなる？収入減少を乗り切る方法を徹底解説

2020年5月7日 16:57

新型コロナウイルス感染拡大に伴う休業要請によって収入が減ってしまい、生活費に困っている会社員は多いのではないでしょうか。

収入減少に悩む国民を支援するために、国による休業補償が続々と発表されています。

誰でも無償で受けられる給付金なども用意されていますので、使わない手はありません。

国からの補償の他にも、民間金融機関の取り組みもありますので簡単に紹介します。

一律10万円の特別定額給付金はすぐに申し込もう

1人あたり一律10万円支給される特別定額給付金は、確実に受け取るようにしましょう。

特別定額給付金が受け取れるのは4月27日時点で住民基本台帳に載っている人であり、もちろん未成年者も対象です。

申し込み方法は、以下の2種類となります。

・世帯主宛てに市町村から郵送される申請書を返送する（郵送申請方式）
・マイナンバーカードを利用して電子申請する（オンライン申請方式）

申し込み時期は市町村によって異なり、総務省のホームページや自治体の防災無線などによって情報提供がおこなわれます。

申込書の記入方法は総務省のホームページに詳しく載っていましたので、参考にしてください。

世帯単位の申し込みとなっており、申請が通ると世帯主の口座に全員分の給付金が振り込まれる形となっています。

ただし、配偶者の家庭内暴力（DV）の被害に遭って避難をしている場合は、現在住んでいる市区町村の役所に申し出れば個別で給付金を受け取ることが可能です。

既に加害者に給付金が振り込まれていた場合でも、市区町村に申し出るだけで確実に受け取れますので安心してください。

DV被害者に対して個別に特別定額給付金を支給する旨については、総務省が以下のように発表しています。

総務省の特別定額給付金室は「被害者に早期に給付金を届けるには、一時的に二重給付になることもやむを得ないと判断した」としている。
引用元：東京新聞　

申請をしても加害者に現在の居場所が知られることはありませんので、まずは相談しましょう。

全国で臨時休校がおこなわれた関係で、どうしても仕事を休まなければいけない人は多いのではないでしょうか。

子供がいる人は年次有給とは別に、給料がもらえる特別休暇を取得できる可能性が高くなります。

国は申請があった企業に対して、小学校休業等対応助成金を支払うことを決定したからです。

小学校休業等対応助成金とは、子供の世話で休む社員に特別休暇を与えた企業に対して国から支払われるお金のことを指します。

特別休暇を与えた社員一人当たり1日8,330円を上限に国から企業へ助成金が支払われるため、特別休暇を導入する企業が増えています。

面倒を見なければいけない子供がいる場合は、福利厚生の担当者に相談しましょう。

公共料金の支払いや納税の期限は、個々の経済状況に応じて延ばしてもらえます。

国は事業者に対して水道や電気、ガス、携帯電話料金の支払いに一定の猶予を設けることを要請しているからです。

例えば電気料金が未納になっても、すぐに電気が止められてしまう恐れはありません。

所得税や社会保険料などの納付についても猶予期間が与えられており、納税に遅れると支払う義務がある延滞税も通常より軽減されます。

経済状況を考慮して柔軟な対応をしてもらえますので、支払いに遅れてしまいそうになったら契約先の業者や税務署にまずは相談しましょう。

住宅ローンを組んでいる人は、借り入れ先の担当者に条件変更などの相談をしましょう。

一般社団法人全国銀行協会は会員である全ての金融機関に対して、コロナウイルスによる影響を受けた顧客に対する柔軟な対応を指示しています。

そのためコロナの影響で収入が減って返済に困っている旨を伝えると、金利を引き下げてもらえたり、返済額を見直してもらえる可能性があります。

平日だけでなく土日などの休日にも相談会をおこなっている銀行が増えていますので、忙しい人でも予約を入れやすいですね。

無断で住宅ローンの返済に遅れると、最悪の場合には家を手放さなければいけなくなります。

取り返しのつかないことになる前に、早めに問い合わせるのがベストです。

どうしてもすぐにお金が必要な場合は、必要な金額のみカードローンで借り入れするのもひとつの手段です。

カードローンと聞くとなんとなく抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、上手に使えば怖いものではありません。

数万円程度の少額であれば利息の負担はわずかで済みますので、返済できなくなるリスクを避けられます。

カードローンのなかにはレイクアルサなど一定期間無利息で借りられる商品もあり、利息が0円になって大変お得です。

実は私も生活費に困って利用したことがあるのですが、本当に無利息で借りられて助かりました。

この記事では会社員の休業補償について解説してきましたが、自営業者で経営難に困っている人もいますよね。

自営業者がお金を借りる方法については、前回の記事で解説していますのでよろしければご覧ください。

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