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寒河江(さがえ)の街に恩返し。 我が街で起業を! (2)

寒河江到着は、終日雨。
予想通りである。前回(1)のページを読んでもらえれば予想できた理由がわかる。(単に雨男なのだ)

同行いただいた社長は晴れ男だそうだが私の方が勝っていた。

その日はとりあえず、美味しいものを食べようとのことで地元で有名な焼肉屋さんへGO!
山形と言えば山形牛!
相当期待して楽しみにしていた。
やはり地元の産物は食べておきたい。

と、言うことで初日から美味しいものをいただいた。


脂があっさりしていて、しつこくない。
肉を噛み締める歯が喜んでいる。
私の歯一本一本が俺にも噛ませろとうるさく訴えかけてくる。
ふだん食っている肉のときは適当に噛んで、そそくさと喉に押し込んでいる。

旨いものを喰うというのは体全体がうるくなるのだ。

さすが、人気店「山牛」である。
店の雰囲気も良く、接客もいい。
対応してくれたのは、男性のアルバイト店員だ。
東京の大学に通っているとのことだが、今はコロナで地元に戻っていると言っていた。
卒業したら地元に戻りたいとのこと。
こういう若い人が地元に戻って頑張ってもらいたい。
そのためにも若い人が活躍できる場所を作ってあげなければ…(ちょっとおこがましいが…)

やはり地元の人が楽しく安心して暮らせる街であることが一番である。
特に若い人は地元でやってみたいこと、何か自慢できる街にしたいはずである。
地元でしか出来ないこと、言い方を変えればその地元が光輝いている姿を観せることである。

それが『観光』である。

何も外から客人に来てもらうだけが観光ではない。
地元の人が地元で楽しんでこそ外からの客人も楽しめるものだと思う。
まずは地元の人たちが喜んでもらえれば最高である。

私がまず考えたいのは、地元にとってのニーズは何かを注意深く観察していきたいこと。


これやってみようや?
これ面白そうやん!
こんなんどう?
良いと思う!

何でも前向きにとらえたい。
色んなアイデアを実行する。
失敗してもいい。

とどまらず、一歩前に。


突然であるが、自分の存在意義を考えたことが有るだろうか?

何の役にたっているのか?
なぜその場所にいるのか?
なぜそれが必要なのか?

ふだん、このようなことを考えることは少ないと思うが
毎日こんなこと考えていたらノイローゼになりそうだ。

しかし、存在意義を失くしては自分の価値はない。
たまにはに自分の立ち位置を確認してみたい。
決して、承認欲求的な行動や自己中心的になってはいけない。

商品にも言える。
例えば、好きな果物がある。
山形で言えばさくらんぼ「佐藤錦🍒」


地元の人が長年研究に研究を重ねて開発した品種である。
しかし、他の地域で同様なものが作られ、しかも安いとしたらどうだうか?
山形で作った「佐藤錦」の存在意義はあるのだろうか?
恐らくないであろう。
現状に落ち着かず、社会の変化にも対応していかなければ消えていく存在になってしまう。

回りくどい言い方になってしまったが、一人一人 又は一つ一つの存在意義の塊が、その地域の存在意義だと思う。

それぞれの存在が混ざり合い化学反応を起こすとまた新しい価値が生まれてくる。
何か面白いことが起きそうな気がする。
私は期待したい。
生まれ育った故郷の風景、伝統、文化が好き・・・
そして新しい価値も加えていきたい。

つづく

 山王台公園より寒河江市内を望む

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