能登地震について
年末年始、福井に帰省中のこと。
令和6年1月1日、朝から気持ちの良い晴天、午後4時過ぎ、家の2階窓から海を眺めている。
突然、携帯の警報アラームが不気味に鳴り出す。
んん、なんだ?
瞬時に東北地震を思い出す…
「ウソやん?」
その直後、ゴオーと地響きのような音。
小刻みに揺れだす。
手すりに掴まりながら正面の海を見る、そして山を見る。
津波は?土砂崩れは?
長い…
1分くらい続いただろうか…
でも揺れは大きくない。
1階に降り、家族とテレビを見る。
震源地は能登半島、震度7と報道されている。 建物の倒壊で土ぼこりが舞い上がっているテレビ映像。
避難すべきかどうか…
しかし、実家の三方は山が迫り、目の前は海、逃げ道はない。
暫くすると、大津波警報が報道される。
NHKのニュースからは緊迫感溢れる報道がされている。「早く逃げて!」
今度は、地元の町から支給されている有線放送用の機器が大津波警報のサイレンが鳴り響く…
何十年ぶりかに聞く警報音が不気味さを感じる。
津波予想が50センチだったろうか…
うちの実家は、海抜14m有る。
少し安心感を得る。
引き続きテレビからの情報を得る。
石川県珠洲市の映像。
ここは何度か訪れている。
noteにも珠洲市を訪問したときのことを揚げてあるが、懐かしい風景が思い出される。しかし、テレビで目にするのは倒壊していく建物や津波が押し寄せる港。
目にするものが悲しく映る…
何とか…何とか…耐えてほしい…
民宿奈良木の女将さん大丈夫だろうか…
「たくさんの人に来てもらわなくても良いのよ。」と言いながらお客さんを楽しませてあげたいという表情を見せる女将さん。
築300年の建物で農家民宿を営んでいる。
年々寂れていく観光業を何とかしたいという思いが…
その思いを何とか…
兎に角耐えて…
富山県の映像が映る。
富山にも思いがある。
仕事の合間にお世話になった駅前に有る居酒屋「田舎もよう」。
突然の訪問に常連客を追い出して受け入れてくれた女将さん。
私の隣で色々お話してくださった先生。
何とかご無事で…
私の実家の地域はとりあえず被害はない。
石川や富山で何か出来ないか…
今は兎に角耐えてほしい…
何とかご無事で。
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