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『カルロフ邸殺人事件』 オススメ統率者紹介 通常EDH・パイオニアEDH・ブロール

 ウェルカム・トゥ・ラヴニカぁぁあああああ!
 我らの愛しのラヴニカへようこそ!
 全次元の中でも最も人気のある次元のひとつ!
 10のギルドがいがみあい、争い、競い、そして混じり合って織りなす世界!

 もちろん、伝説のクリーチャーも数多く、それぞれが魅力的です!
 今回はそんな中から、統率者戦で統率者として指名しやすいグッドキャラクターたちを紹介していきます。
 また、今回は複数フォーマットにまたがって解説していきます。

 まずはブロール
 スタンダード範囲の60枚統率者戦です。
 ややマイナーではありますし、MTGアリーナで二人対戦版やヒストリック版などもありますが、今回は4人対戦前提のスタンダード範囲を想定させていただきます。


 続いてパイオニアEDH
 非公式フォーマットですか、最近人気が出てきています。
 近年のカードのみなのでカードパワーが控えめですが、それだけに大味な勝ち方が難しく、ラヴニカらしいギルド間的な小競り合いを楽しめるパーティゲームです。

 最後に通常の統率者戦
 他の追随を許さぬ人気フォーマット。多人数戦の帝王です。

 さて。一部例外はありますが、ブロールで使えるカードはパイオニアEDHで使えますし、パイオニアEDHで使えるカードは通常統率者戦で使えます。
 なので、ブロールの戦術はパイオニアEDHで応用ができ、パイオニアEDHの戦術も通常統率者戦で応用できますので、踏まえて参照ください。
 以下、紛らわしいので通常の統率者戦のことを統率者、と呼称します。


《地震土竜、アンズラグ》

 筆者こと84g的には親しみのある名前。
 8/4の神(GOD)、84Gということです。なるほど(?)。
 戦術的にはシンプル。神特有の除去耐性すらないのでただ突貫あるのみ。
 蹴散らせ。
 

『ブロール』

 実はこのカード、ブロールが特性上向いてない。
 というのも、ライフ30点なので3回パンチしても倒せず、統率者ダメージのルールがない。
 じゃあ、4回殴ればいいだろうがッ!
 グルールは考えない! 

ブロックしたら再攻撃なので攻撃を通さざるをえない。
二段攻撃をつければ16打点だし、相打ち狙いのブロックを許さない。

本体がパワー8なので即座に秘匿を唱えられる。
マナカーブ的にも適切。
パワー倍! 追加コンバットを得ると4倍!
次もブロックされれば8倍! その次もブロックされれば16倍!
《不自然な成長》も同じ挙動をする。強制ブロック効果と合わせると敵陣を壊滅させられる。


『パイオニアEDH』

パワー9の二段攻撃なのでだいたい死ぬ。
相打ちも中々取れないので、だいたい壊滅させられる。
どっちも強い。
二段攻撃と強制ブロックなので相手のクリーチャーが壊滅する。
防御側パワー合計が6以下なら一撃目で全滅し、二発目が顔面を直撃する。
戦闘追加系の能力なので戦闘時に誘発する効果は軒並み相性が良い。

『統率者』

二段攻撃や倍パワー以外はこんなのもある。
ほぼリーサル。
ブロックするなら追加戦闘だし、ブロックしなければ毒10。
相手がパワー合計6以上か接死・破壊不能持ちで対処しなければ延々殴れる。
同じような理由で死ぬ。
《アンズラグ》をブロックしないならそれだけで毒9。
他のアタッカーのトランプルアタックを一点も漏らさずに止めなければならない。

 暴力!破壊!粉砕!
 立ちはだかるものを全て打ち倒した先にだけ勝利は有る!


《古き神々の咆哮、ヤラス》

ストーリーでも大活躍。
神々に従う本能のドルイド。

 全体に速攻付与、更に裏向きクリーチャーの攻撃が通るとドロー、更に裏向き生物が死亡すると表面に戻して蘇生する能力を持ちます。

『ブロール』

速攻付与と合わさりどんどんドローができる。
スタン禁止カードとブロール禁止カードは違う。
ので、《ゴブシャ》は即座に宝物を作り、《鏡像》はコピーを作れる!
出たときに2体、攻撃したときに2体。
他にもう1体あれば後半の効果も素早く適応される。

『パイオニアEDH』

 パイオニア範囲になると、変異系カードを使用することができる。

表向きで死亡すると裏向きで戻る。
《ヤラス》自身の効果と合わせると無限に戻ってくる!
3マナで裏で出して死亡すると5/5に。
更に死亡するとトークンが残る。
裏向きのまま死亡しても《ヤラス》の効果で裏向きで戻ってから表になるので誘発!

 《灰雲》の無限コンボも使えるようになり、ビートプランとコンボプランがどちらも取れる統率者といえますな!

『統率者』

他のサクリ台を用意できれば、このカードで出したカードを生け贄にし、
《ヤラス》の効果で即座に戻し、表面にできるぞ!
どのカードも速攻を得るので、このカードの強化対象にできる。

 基本方針はパイオニアEDHと変わらないものの、サクリ台が増えるので柔軟な戦い方ができる。
 迅速に暴力を叩きつけていけ!



《大虐殺の審美家、ジュディス》

 呪文を唱えたときに柔軟な選択ができる。
 どちらも特筆に値する能力だが、そのどちらに寄せるかで構築段階から取捨選択が多い。
 プレイ中もトークンを並べるビートプラン、スペルでの除去かを選べるため、プレイの優先順位が変わるため、かなり上級者向けだが、使いこなせば愛機になるはずだ。

『ブロール』

同条件で使い捨てだがトークンを出せる。
1マナで各対戦相手とそのクリーチャーに接死の1点をバラ撒く!
自分以外の盤面を壊滅させ、大量回復ができるぞ!
協約コストをインプで払いつつ、新しいトークンを生み出せる。

『パイオニアEDH』

 シナジーありきなのでカードプールが増えることで一気に選択肢が増える。

フレーバー的にも合致。
効果も噛み合うので、入れない選択肢なんてないぞ!
ダメージを与えるカードが多く、そのカードを衝動ドローに。
そのカードをプレイできれば、そこからまた繋がるぞ。
レガシー禁止のハイパワーカード。
かつてラヴニカを侵攻した力すらもジュディスにはエンタテイメントだ!
同条件でトークンを横並びさせる。
トークンの質は劣るものの、他のカードとのシナジーを形成できる。
ヤンパイ二号。
以下同文。
連続して唱えるとマナが増える。
以下同文!

『統率者』

 基本的な動きは変わらないが、連鎖して呪文を繋いでいくことができる。

トークンを生け贄にすることで次なるマナに!
トークンにバーン効果があるので、無駄がない。
呪文を軽減して連鎖をつなげ!
単純にパワーカードが増える。
衝動ドローで呪文を繋ぎ、トークンを横並べしていこう!

 ふたつのモードを駆使し、敵陣を焼き尽くし、《インプ》軍団の血と拳で狂気の渦へ。

《名うての殺人鬼、虐殺少女》

 テキストが分かりにくいが、いわゆるマイナス修正で殺した場合ドローできる。
 戦闘面でも優秀だし、ドローソースとしても機能する統率者だ。

『ブロール』

このデッキでは除去をしつつドローしつつリアニメイトという一粒で三度おいしい。
ブロールとスタンは禁止が違うので使用可能。
大量ドロー! 大量ゲイン!
ダメージをマイナスカウンターで与えるので、
増殖によってクリーチャーを弱体化できる。

『パイオニアEDH』

萎縮で先制攻撃で先にダメージを与えればパワーを下げることができる。
マイイチカウンターシナジーも光る。
名前・マナカーブからして相性完璧。
クリーチャーデッキをマサクル!

『統率者』

1マナキャントリップでなぜか相手の生物が死んでいる。
状況によっては《虐殺少女》まで巻き込んで打つのもOKだ。
連鎖してクリーチャーを始末できる。
ほとんど専用カード。
《夜の先駆け》
あなたのアップキープの開始時に、各クリーチャーの上に-1/-1カウンターを1個置く。

 除去をしながら手札枚数も保持し、クリーチャーデッキを血祭りにあげろ!

《顔を繕う者、ラザーヴ》

 ディミーアの黒幕、ラザーヴ。
 三度目のカード化だが、今回も墓地のクリーチャーをコピーする能力を持つ。
 注意点は、戦場に出たときの誘発はしないこと。あくまでコピーなので。
 更に攻撃時に出した《手掛かり》でコピーしようとすると、攻撃時の誘発もしない。攻撃したときのタイミングは過ぎている。

『ブロール』

攻撃時誘発なので注意。
大量切削で相手デッキのフィニッシャーを次のターンにコピー!
コピーだけが芸じゃない!
このカードをコピーすればクリーチャー本人を戦場に出せる!
手掛かりを補充。
墓地肥やしのカードもあるはずなのでフラッシュバックもありがたい。

『パイオニアEDH』

 踏み倒しで出せるカードが強くなる。
 黒のフィニッシャーとしてはやはりデーモン系が強い。

墓地肥やしを組み合わせて目指せワンショットキル。
デメリットも関係ない。
統率者でもお馴染み、万能サーチ。
8点ダメージを与えながら次の必勝パーツを探せ
色々と多機能な万能デーモン。

『統率者』

戦場に出していないのでデメリット無視。
必殺パンチで殴り殺していこう。
いつもの。
状況に沿ったパワーカードをサーチしよう。
スーパー雑ドローの化身。
3ターン目に手札が20枚を超えたら勝つだろ多分。
(適当)

 情報を制し、死屍累々の中で勝ってこそディミーア家。

《命狙いの逃亡者、エトラータ》

 
 

 自身を含む暗殺者が殴るたびにトークンを作り、そのカードを利用できる。
 暗殺者にデッキを統一しておけば、クリーチャーが全部《ラガバン》のようなリソース拡充能力を発揮する。
 ちなみに、ブリンク系カードでオーナーの元に返すと書いてあるヤツは相手に返却してしまうので注意。
 注意しよう。

『ブロール』

飛行もあるので空いているところを殴ってるだけで横並びできる。
本人が暗殺者ではないが能力の相性が良い。
偽装で奪った弱いカードを生け贄にして《パワーストーン》作成。
マナは裏返す起動型能力として用いることができて無駄がない。
スタン範囲の暗殺者の層が薄いので、この辺りもスタメンに。

『パイオニアEDH』

暗殺者という性質上、接死が多いので相性が良い。
丸ごと奪い取れる。
それらのカードも《エトラータ》の効果で裏返すことができるぞ。
裏返ったときに相手の呪文を奪える。
変異能力も「2青黒」の4マナで打ち消しながらパクれる。
全てを暗殺者に。
偽装した相手のカードも暗殺者になるので倍々で増える。

『統率者』

手札も増えるしマナも出る。
殺人カウンターは先代エトラータと組み合わせられるぞ。
ロード能力と特殊勝利が可能だ。
殴る部族デッキでお馴染み。

 横並べとリソース拡充を繰り返し、相手の生物で相手の首を掻き切れ!



《進化した謎、ヴァニファール》

 シミック連合のエルフ・ウーズ。
 手札のカードを偽装し、超生物を作り出します。

『ブロール』

偽装したクリーチャーを切開して表面に戻す。
ついでにカウンターも乗る。
明滅させて戻す大型クリーチャー。
同時に無色でもあるので第二効果の恩恵を受けられる。
カウンターが乗った偽装クリーチャーで殴れば土地が伸ばせる。
マナさえ伸びれば普通に重量級呪文をキャストできるようになる。

『パイオニアEDH』

安定と信頼のパイオニアEDHの青緑フィニッシャー。
毎ターンブリンク!
手札から重量級生物が展開する!
シンプルに打消しとして。

『統率者』

裏面で出せば2マナ・5/6
無色なのでもう一つの効果で強化もできる。
強いんだけど、次のカードが1マナ12/12だしなぁ……。
《ファイレクシアン・ドレッドノート》
トランプル
ァイレクシアン・ドレッドノートが戦場に出たとき、
パワーの合計が12以上になるように好きな数のクリーチャーを生け贄に捧げないかぎり、
これを生け贄に捧げる。
アーティファクトシナジーが取れる《タッサ》。
重いけどマナカーブ的には大した問題はなし。

 全ては実験。
 巨大生物の未知なる力を叩きつけていこう。


《議事会の顎、ヴォジャ》

 セレズニア議事会に所属するエルフ、トルシミールの相棒。
 今回は“なぜか”赤が加わった姿でカード化している。
 エルフと狼の絆を体現する能力は、色が変わっても。そのまま。

《ブロール》

本人のパワーが5以上であり、高速展開の助けに。しかもエルフ。入れない手はない。
色が完全一致するエルフ。
勝利へ繋がるパーツを適宜サーチが可能。
狼ではないためドローカウントは増やさないが、ヴォジャの攻撃が通ることでドローできる。
ドロー2カウントを稼げる上、速攻がないヴォジャの欠点を補える。

『パイオニアEDH』

全てのカードがエルフであり狼になる。
クリーチャーの数だけドローし、全員にカウンターが乗る。
横並べしたエルフが全てカウンターを得ていく。
フラッドしたマナを注ぎ込めば横並べで粉砕が可能だ。
どうみても狼でありエルフ。
普通に除去効果としても強いぞ。
セレズニアのカードであり、他のエルフに乗るカウンターを倍加する。
本人がケンタウルスなのが残念。

『統率者』

デカブツをどんどん出していくロマンウェポン。
エルフなら呪禁も付くぞ!
狼を倍々にしていく。
横に並べつつドローも潤沢。
毎度お馴染みエルフの数だけマナを出す。
対戦相手のエルフも参照するので数え間違え注意。



《囁きの三姉妹、トロスターニ》

 今回の主人公のひとり……三人か?
 セレズニアのギルドマスターにしてマットセレズニアの代弁者。
 今までのカード化ではトークンの強化というデザインだったものの、今回は自分自身での打撃戦が可能となっている。
 やや決定力に欠けるものの、応用とビートプランで勝機を掴もう。

『ブロール』

接死や二段攻撃で能力の誘発をアシストできる。
性質上、攻撃を通しやすいので忍術と相性が良い。
カウンターが乗れば二段攻撃とも噛み合い、二回誘発までバッチリ。
2回誘発も相性が良いし、接死を付ければトランプルで大ダメージを与えることも可能!


『パイオニアEDH』

接死付与の関係でブロックしにくく、ガンガン攻撃が通る。
やや強引ではあるが、牽制しながら殴ることができる。
二段攻撃&接死になれば一撃で4個の毒カウンターも溜められる。
マナは掛かるものの、全てのクリーチャーをタッパーにできる。
接死と合わせて戦闘においてはかなり優位に立てる。

『統率者』

殴り統率者御用達。
二段攻撃と合わせてトロスターニの1パンチでリーサルとなる。
パワー系統率者御用達。
ハイパワークリーチャーに二段攻撃をかけてどんどんドロー!
横並べ系統率者御用達。
接死・トランプル・二段攻撃・感染。
流石に死ぬ。

 ややパワー不足は否めないものの、結束の力で立ち向かう。
 セレズニアの意志に背く者は、全て薙ぎ倒すべきなのだ。
 これこそ、マットセレズニアの意志であり、それこそがラヴニカの意志なのだから……。




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