見出し画像

《日を浴びる繁殖鱗》とかいう無限コンボをしろと書いてあるカードが発表されたので、いくつあるか数えてみた記事。


 なんか発表されたカードに、めっちゃくすぐられたので。

 もう、見るからに無限コンボをやれって書いてますね。
 無限コンボの考え方は、『AするとBする』と『BするとAする』カードの組み合わせを探す作業になります。
 《繁殖鱗》の場合、『カウンターが乗る(A)とマナにできるトークンが出る(B)』なので、『トークンか無色マナ(B)でカウンターを乗せる(A)』が成立すれば無限です。
 ちなみにただトークンを出すだけだったら先輩がいます。

3マナ進化マン。
先輩その1。
自分と同じサイズのベイロス軍団を形成する。
このカードと《樫》を先輩と総称します。

 こういうのがありるので、実は初登場じゃないです。
 なので、紹介するコンボの大部分は上記2枚のカードでもできたりするので、
 統率者に採用する場合は合わせた採用すると、99分の3(33分の1)でコンボパーツが揃うので、相方のカードをサーチするだけで成立するので結構確率が高くなります。
 それでは、カードリストの誘発や起動型能力を閲覧しつつ、カウンターを譲渡させられるカードをひたすら探し回り、それを都度メモるというアホみたいな作業の結果をどうぞ。
 ちなみに、今回はだいたい4枚前後くらいまでのコンボとし、
 似たような役割をするカードを代用とする場合は同一コンボとして扱っています。

ルートは有ったけど枚数が掛かりすぎた。
ルートは有ったけど、出るたびにライフを得るカードとかを置かないといけなかった。
アホか。



 もくじだけでもひとつのツイートに入りきらないくらいの文字数があって自分で笑ってた。

その1『《太陽冠のヘリオッド》&《魂の管理人》』


 クリーチャーが出る度にライフを得られ、それに反応してカウンターを乗せられます。
 シンプルに《繁殖鱗》(AするとB)《魂の管理人》(BするとC)《ヘリオッド》(CするとA)がループになっているタイプですね。
 《ヘリオッド》の枠は《テューンの大天使》や《クレリック・クラス》などでも代用可能。
 《魂の管理人》も《裕福な亭主》や《本質の管理人》でも代用可能です。
 割りと類似するカードがあるし、上記コンボは先輩方(《ベイロス》と《樫》)でもできるんですが、特記すべきカードが何枚かあります。

その1ー2『《残忍な空渡り、カルメン》』

 このカードは《管理人》枠なんですが、誘発が生け贄なので先輩方では誘発せず。
 とはいえ、固有色的に統率者に置けないので、最注目は次のカード。

その1ー3『《樹根の学部長、リセッテ》』

両面伝説教授サイクルの黒緑の緑面。

 《ヘリオッド》枠の中では1マナを払う必要があるので、先輩方ではコンボにならない。
 更にこのカードは緑の固有色を持つ伝説生物なので、このカードを統率者に指定し、緑系の《裕福な亭主》・《本質の管理人》なども使用可能ですし、更に。 

クリーチャー系無限コンボのお供。

 トークンを生け贄に挟む上、《リセッテ》は裏面の関係で黒を固有色に持つため使用可能です。
 無限強化トランプルなので殴りでも倒せますし、効果でのドレインでも勝つことが可能です。
 《ヘリオッド》は統率者として指定すると固有色に緑が取れない欠陥が有った中、《繁殖鱗》で発生した新たなルートと言えると思います。

その2『《アガサの魂の大釜》』


 やはりあるぞ、コンボ界隈のビックリ枠、《魂の大釜》。

こういう記事で毎回登場するな、このカード。

 もちろん複数ルートがあります。
 いくつか発見できたんですが、その中でも特徴的なものを厳選して紹介させていただきます。

その2-1『《血茨》』

 これで自身にカウンターを乗せる系統の起動型能力を付与させると、それでループが入る。

他のクリーチャーをサクれるタイプ。
MTG界の『ちいかわ』、あるいは『チーカマ』で有名なチイバラくん。

 《屍肉》は先輩方でもコンボになるが、《血茨》側だとサクれないのでトークンが自発的に生け贄にできる《繁殖鱗》の固有ムーブと呼べる。
 固有色が緑でまとまってるので、緑のカウンター系デッキにそのまま搭載できるのも評価して良いように思う。
 ご指摘いただいて、《血茨》無理だった。コイツ常在……。
 ケアレスミス申しわけねぇ。

その2ー2 『《農場の収穫者》』


 このカードで《繁殖鱗》にアンタップ能力を付与。
 マナを払うと《繁殖鱗》がアンタップしつつカウンターを乗せられる。
 なので、

こういうカードで出てくるエルドラージトークンを増やすとか。
こういうカードでタップでマナ能力を出すとか。

その2ー3『《生術師の使い魔》』

このカードは《大釜》に食わせず、戦場に出す。

 一見すると、順応を回数制限を壊して3枚コンボっぽいんだけど、4枚コンボ。
 このカードはあくまでも順応の回数制限を無視できるのは『次の』1回だけなので、このカードも無制限にアンタップする手段が必要。
 なので、《使い魔》以外にも順応以外のカウンターを乗せる起動型能力を付ける必要がある。 

《使い魔》で軽減し、色シンボルは《大釜》のフィルター能力でエルドラージトークンで支払える。

その2ー4『《甘歯村の断罪人、グレタ》&《ペレグリン・トゥック》』

マナと食物でカウンターを乗せる。
トークンに食物のオマケをつける。

 このルートは能力付与ではなく、色フィルターとして使う。
 トークンを生成するときに《トゥック》が食物を生成。
 落とし子トークンのマナを緑マナ代わりに《大釜》が使えるようにするので、そのマナで食物を食べて《繁殖鱗》にカウンターを乗せると、また落とし子と食物を生成させて無限まで。
 《グレタ》を統率者に指定できれば他のパーツを入れることが可能なので、覚えておきたい。



その3『《南小路のロージー・コトン》』


 トークンが出ることに誘発してカウンターを乗せるので、シンプルにループに入る。
 《聖戦士の進軍》でもルートに入れるし、これらは戦場に出たがトリガーなので先輩方でも同じルートに入れる。

 この2枚は死亡がトリガーなので、先輩方ではなく《繁殖鱗》の固有コンボと呼べる。

その4『《屍合成》』


 シンプルに無限マナに入りながら無限パワーにできる。
 とはいえ、このカードの原型でツイッターで話題になっていたカードがありました。
 

日本語名は《サディスト的喜び》。
能力は《屍合成》の前半効果のみを持っている下位種。

 下位種なんだけど、コモンなので《繁殖鱗》と合わせてパウパーで2枚無限パワー・無限マナまで入れるということで話題になりました。
 モダンでは《サディスト的喜び》の方が使えないので、《屍合成》のみとなります。

その5『《野生の意志、マラス》&《倍増の季節》』


緑系統率者でお馴染み。
最近お買い求めやすくなりました。

 《倍増の季節》でトークンが2体出るので、実質的に無色2マナが出せるようなもん。
 無色1マナで《マラス》から1個カウンターを取り除いて《マラス》自身に乗せると《倍増の季節》でダブリングでカウンターが2個になる。
 で、残る1マナで《マラス》から《繁殖鱗》にカウンターを移動させると、再びトークンが2体出て、最初に戻る。
 統率者《マラス》の場合、《倍増の季節》は無理なく採用できるので、そのまま入れるだけで成立できる。

その6『《キヅタ小路の住人》&《ギルドパクトの力線》』

 先輩方と合わせると2枚無限コンボなんだけど、《繁殖鱗》は出るトークンが色を持たないので何かで緑にしないとループにならない。

欠色を持つ《繁殖鱗》に関してはタイムスタンプになるはずだが、
トークンの方がただ色がないだけなので、問題なく5色に。

 この辺り、先輩方より見劣る部分もちょくちょくあるかなぁ。

その6『《最深の基盤、オヘル・タク》&《光る預言者、ジェイソン・ブライト》』


 今回のコンボで一番、『なんでそれで無限入るんだよ!?』と思ったコンボ。

トークンを3倍にする。
2マナと1体生け贄で任意クリーチャーにカウンターを乗せる。

 トークンが3倍出るので、その内の1体をクリーチャーとして生け贄にし、残る2体をマナにする。
 すると、《ジェイソン》の効果で《繁殖鱗》にカウンターを乗せて、またトークンが3体出せるのでループ。
 伝説が含まれているのに色がバラバラだし、何のフォーマットの何のデッキに入るコンボなんだコレ……?

その7『《血の長の刃》』

 

クリーチャーが死ぬとサイズアップ。

 《タリオンの魂断ち》でも可能な2枚コンボで無限パワーまで。
 どちらも《古きものの活性》で探すことができ、モダンでは装備品側は2種8枚に《ウルザの物語》でもサーチできる。
 意外と簡単に無限パワーになりそうな気配はあるものの、同じような《野茂み歩き》&《アマリア》のコンボもモダンでは存在感を発揮できていないので厳しい気はする。

その8『《ケランの加入》&《不同の力線》』


伝説生物が出るたびにカウンターを置く。
全ての土地じゃないカードは伝説になる。
本来は横並べ対策のカード。

 出てくるトークンが伝説になるので、トークンが出るたびに《ケランの加入》が誘発する。
 無色無限マナか、無限パワーのトークンのどちらかが成立する。
 2体目が出る前に1体目のトークンを生け贄にすると無限マナ、先に出た方にカウンターを乗せて伝説の状況起因処理で新しい方を消し続けると、古い方にカウンターが蓄積されるので無限パワー。
 やるなら統率者かもしれんけど、バントカラーで《不同の力線》が入る統率者デッキってあるか?


その9『《影翼の桂冠詩人》&《不可思議》』


飛行を持つクリーチャーが死亡すると、どこかにカウンターを乗せる。
常在能力で飛行が付与できればなんでもいい。

 出てくるトークンが飛行状態になっていれば、それを生け贄にすることで《繁殖鱗》にカウンターを乗せて無限マナ・無限パワーまで。
 赤以外4色の3枚コンボなんですけどコレ。何デッキで使うの……?

その10『《賢きモスマン》&《群の祭壇》&《落とし子の穴》』


デッキ破壊版《衝撃の震え》。

 厳密に言うと無限じゃない。
 どういうことかというと、《繁殖鱗》で落とし子が出るたびに各対戦相手のデッキを1枚ずつ墓地に送れるので、それで土地じゃないカードが1枚でも落ちれば、《モスマン》で《繁殖鱗》にカウンターを乗せられるので継続。
 統率者戦で使うなら対戦相手3人で3枚見れるのでそこそこの確率で続く。
 トークンが一応横並びするので、そこそこ回ってトークンが出てからなら、止まっても《落とし子の穴》でサポートできる。

マナと生け贄だけでトークンが出せる。

 これでトークンを出し直してもう1回挑戦できる。
 これで相手のデッキを全て破壊するか、無限パワーで襲い掛かることができる。

その11『《クロールの死の僧侶、マジレク》』

生け贄にするたびに自軍にカウンター付与。

 無限パワー、無限マナまでシンプルに入る。
 色も合ってるし、《マジレク》を統率者に指定しておけば奇襲的に無限パワーに入れる。

その12『《製造機構》&《抽出機構》』


クリーチャーが出るとエネルギーを作る。
エネルギーを作るとカウンターを乗せる。

 シンプルにループに入る。
 落とし子の出現に反応してエネルギーを《抽出》し、それに反応してプライチカウンターを《製造》する。
 無限トークン・無限パワー以外にも無限エネルギーまで入るので、その辺りとのシナジーもあり。

その13『《最後のアブザン、レイハン》&《狩りに喚ばれしレナータ》』


カウンター持ちのクリーチャーが死ぬとそのカウンターを他の仲間に授けられる。
同じ共闘シリーズの《すべてを取り込むもの、スラーク》でも可。
この枠はトークンにも出るたびにカウンターを乗せられればなんでもいい。

 トークンが出るたびに《レナータ》がカウンターを乗せらるので、落とし子を生け贄にすると《レイハン》がそのカウンターを《繁殖鱗》に移動させられる。
 色が合っているし、自然にカウンターシナジー系統のカードだけで組めるのが魅力。
 統率者には指定できないが、《死の存在》でも可。

その14『《医術の大家、エルロンド》&《成長の季節》』

占術をするたびにカウンターを乗せる。
《アルウェン・ウンドーミエル》でも代用可能。
クリーチャーが出るたびに占術できる。

 シンプルなコンボ。落とし子の出現に反応して《成長の季節》が占術し、その占術に反応して《エルロンド》が《繁殖鱗》にカウンターを乗せてループ。
 先輩方でも可能なコンボなので、占術で3枚の相棒を探すことが可能。
 統率者《エルロンド》で自然に使えるコンボに思える。

その15『《侵入警報》&《エファラの啓蒙》&《花を手入れする者》』


毎度お馴染み無限コンボのお供。

 これで無限コンボに入らないカードはあるのかというレベルで無限コンボの宝庫。
 今回はマイナールートをご紹介。

カウンターを乗せつつ、他のクリーチャーが出ると手札に戻せる。
すげぇピンポイント。
青白を含む2マナを出せればなんでもいい。
あんまりないけど。

 《エファラの啓蒙》で《繁殖鱗》にカウンターを乗せてトークンを出し、
 アンタップしながら能力で《啓蒙》を手札に戻す。
 《啓蒙》で再びカウンターを置けばループ。
 《侵入警報》を含んで4枚使えば、大概はループに入るよねという話ではあるけどね。


その16『《熊の女王、アイユーラ》&《仮面林の結節点》』


熊が出るたびにカウンターを乗せられる。
統率者領域に置けないが《親切な吸血鬼》でも可能。
クリーチャーを多相にする。
色が合わないが《秘儀での順応》でも可能。

 落とし子が熊になるので、《アイユーラ》が誘発して《繫殖鱗》にカウンターが乗る。

『最後に。』


 最初にリストアップしたときは20個を超えていたんですが、
 改めて精査するとコンボ枚数が多すぎたり、ルーリング上できなかったり、他のコンボと類似していたりで数が減りました。
 意外と少なかったが、固有コンボが16個と、まあ、確かに多め。
 類似する伝説のクリーチャーがあれば統率者領域に置けるようになるので、更に発展させることができますね。
 無限コンボ開発は娯楽。
 また探しがいのあるカードが出たら、こういうカードリストと睨めっこしながら黙々と探したいですね。


 

当記事はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。
画像はMTG日本公式より引用しています。
ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。
題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。
©Wizards of the Coast LLC."







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?