ダスクモーンリミテにおける飛行の話。
皆さんこんにちは!
MTGアリーナで『ダスクモーン:戦慄の館』が正式リリースとなりました!
構築目線では、汎用除去の拡大やエンチャントシナジーが注目されていますが、個人的には両面ギミックやドア開閉といったニッチなジャンルでもチャンスがあると思いたいですね。
統率者目線でも、今回も独特な動きをする伝説のクリーチャーが多く楽しみですね。
で、今回はリミテッドの話題です。
まずはコチラをご覧ください。
これはダスクモーンの『テキストに飛行と入るコモン・アンコモンのクリーチャー』の一覧です。
暗くなっているのは僕がまだ入手していないカードですね。
続きまして、
そう、今回のリミテッド、飛行が少ないんです。
『多めのカルロフ邸に比べればかなり少ないが、ブルバやサンジャグとは大して変わらない』って?
それではリミテッドの主役、コモンだけにしてみましょう。
直近3エキスパンションでは10枚有ったコモン飛行生物が6枚しかありません。
そして、飛行の第二色であるはずの黒は1枚も存在せず、第一色であるはずの青より白の方が多いのです。
まあ、実際はトークン生成とかで少しくらい上下するだろう、と思って非生物のカードも含めて調べてみた。甘かったです。
筆者はテーブルトップのプレリシールドを行い、その後、アリーナのリミテッドを何度か回しているのですが、プレイしていて違和感があったので検証したのが今回の記事となります。
緑白で回したときはやたらに飛行が強いのに、緑黒で回すと上空がやたらにスカスカになる。
直近では白の飛行能力が上がっているというのはジワジワと感じていましたし驚きはしなかったんですが、今回は黒が下がりすぎです。
恐らくレア度が高いところにデーモンを多く配した結果だとは思うんですが、レア度が低く扱いやすいコモンの飛行がないという捻じれ現象が起きています。
つまり、一点豪華主義的にフィニッシャー級のデーモンは空を飛べるんですが、中軽量級にはいない、既存の感覚で言うと大型ドラゴンだけは空を飛べる赤のようなイメージです。
ちなみに、緑が主として持ち、赤にも与えられている対空防御の到達ですが、やや感触が異なります。
枚数自体はそこまで変わりません。
トップコモンである《サボテンチュラ》を擁するサンジャグ、部族シナジー的に注目カードが多いブルームバロウに比べるとやや見劣る感触はありますが、ここだけなら大した差はありません。
ただし!
今回は緑のお家芸、対空専用迎撃スペルが一切ありません!
本来ならば、対空を担うはずの蜘蛛部族が多色や高レアリティに配されていることも注目です。
そのため、航空戦力に対して緑・赤・黒は汎用除去で対応するしかないと言えます。
実は今回、各色の汎用コモン除去が強力です。
空がない館というフレーバーからか、それともコモンの除去を強くするためか。
今回をまとめると、以下のようになります。
白:コモン飛行最強。
青:アンコモン以上では白と同等。今までとそこまで変わらない。
黒:高レアリティの一部のカードのみ飛行。既存の赤のような動き。
緑:対空力が低下しているが、そもそも総数が少ないので問題ない?
赤:高レアリティを含めて飛行が1枚も存在しない。対空最弱色。
つまり、青も白も含まない2色(緑赤、緑黒、赤黒)の場合、数少ない到達持ちや汎用除去はかなり貴重ということですね。
ちなみに、黒は緑以外にも青と組み合わせると飛行するアンコモンを2種獲得できます。
更に、緑はコモンに任意色の土地を確定サーチできる3マナ域を2種類持ちます。
個人的には緑赤や緑黒の場合、青や白をタッチして飛行戦力を補強する選択肢も普段より強めに検討して良いのでは、と考えています。
タッチもしにくく航空戦力も少ない赤黒の場合、除去の切り方は本当に大事になってきますな。
リミテッドは奥深い。
今回は皆さんの興味の“ドア”を開ける記事になれたでしょうか?
怪奇の館は、頭上にも注意して探索していただきたいですな。
当記事はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。
画像はMTG日本公式より引用しています。
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