乃木坂の日付が変わるという話

8/21は乃木坂の結成日。
いつぞやの全国ツアー(確か10周年の2021年)で、結成日に生田絵梨花がハッピーバースデイを歌ってみんなから「2月でしょ」て突っ込まれたとき、「2月は歌わないから」って言ってて、ギョッとした記憶があります。で、実際2月になる前の12月で本当に卒業しちゃったから寂しかったですね。
デビュー日の2/22はもちろん重要なんですが、やっぱり結成日の8/21と、乃木どこ放送開始日の10/3は同じように大切にしていきたい。

そんなデビュー日に書く記事なんで、なんかそれらしいことを書こうと思ったんですが、乃木坂そのものについて考えるのもちょっとやったし、ぐるぐるカーテンについて考えるとしたら2月にしたいし、ということで、いよいよ目前に迫ってきた乃木坂46の第3部についてあれこれ考えてみます。
これも割と最近書いたなとも思ったけど、そんなん気にしてたら何も書けんすわ。

乃木坂第3部に込められるであろうテーマは、前の記事でも書きましたが、僕の予想は二つ。
「全員が主人公」と、「ふたり」。
一つ前の落とし物考察で、「アンダーに満足してはいけない」みたいなメッセージが込められてると書きました。それもここから始まる「全員が主人公」に繋がるんじゃあないですかね。

乃木坂は初期の頃からペア感・バディ感を重要視していました。
ユニットになっている組み合わせだけでなく、仲の良い組み合わせも多くあります。
西野七瀬と高山一実のユニット曲はないですが、乃木坂の歴史を語る上でも欠かせないふたりです。
ほかにも西野七瀬と秋元真夏とか、最近で言うと山下美月と賀喜遥香のふたりも実現しなかったユニットですね。
ユニットになっている組み合わせで言うと、孤独兄弟とか、からあげ姉妹とか。(コロッケ兄弟の聞き間違いが懐かしい)
今後も新たな組み合わせが登場して、素晴らしい楽曲を披露してくれるのではないかなと思います。

そんなペア感と併せて考えたい「全員が主人公」というテーマ。
そもそも乃木坂というのはカウンターカルチャーというか、逆張りというか、右と言われたら左に行くグループなんです。
大人数アイドルで握手会とかやるけれど、「会いに行けるアイドル」ではない感じ。
劇場ではなくテレビ番組にして、観覧もなし。1回だけあったけど、それっきり。
アイドルのMVといえば、色鮮やかな場所で華やかな衣装を着て歌って踊ってメンバーの表情を映して、というイメージに対して、殺風景な倉庫で白一色の飾り気のないワンピースに裸足で、リップシンクもなく派手な演出もなくただ踊るだけのMVを出したり。
となると、アンダーライブが成熟し、アンダーというものに価値が出来たタイミングで、「アンダーで満足するな」というメッセージが出るのももはや必然。
アンダーライブで輝くだけでなく、全員出るライブでも主人公になるように檄を飛ばしているというわけです。
アンダーライブが悪いわけではない。アンダーが劣っているわけではないんです。
全体ライブで福神だろうがセンターだろうが、同じように横並びになれるポテンシャルがあるという事だと僕は思います。

遠藤さくらと賀喜遥香とか、井上和と中西アルノとか、6期生の春組と夏組とか、そんな目立つ二人だけの物語ではない乃木坂第3部。
37枚目が6期生Wセンターで始まったとしたら、そういうことです。

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