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ハロプロダンスアカデミーをもっと楽しもう!④ワックダンスってなに?

(タイトル画像 出典)

【前回記事】

【はじめに】

さて!
始まりました!

「ハロプロダンスアカデミーを
          もっと楽しもう!」



第四回の今回は

「ワックダンスってなに?」

というタイトルをつけまして
秋山さん里吉さんが学んでいた
ワックダンスについて
語っていきたいと思います!!

ハロプロONE×ONE
秋山・里吉回にて
ワックダンスは
かなりフィーチャーされていましたので
視聴可能な方は
ぜひ見てみてください!
(過去にGYAOで見れましたが
今は無理みたいです💦)


まず
ワックダンスのイメージを掴むために
資料を3つ用意しました!

①ワック・パンク デモダンス



ハロプロONE×ONEの講師を務めた
HARUMI先生世界大会で優勝したときの
 パフォーマンス映像
 (ワック要素がかなり強いですし
 世界トップのフォーメーションです)


③約束・連絡・記念日の間奏ダンス




どうでしょうか!?

腕をムチみたいにぐるぐるしてる!

この捉え方でOKです!


ワックダンスの最大の特徴は
なんと言っても

ロールトゥエルと呼ばれる
手のぐるぐるムーブです!

(トゥエルはロックでも出てきました✨)


この手の技を見たらワックダンス!

と言って差し支えないと思います!

ロックダンスのトゥエルと違うのは

ロック(止まる)ムーブを
強調するかどうか


ワックの方がよりしなやかで
体に巻き付くように動く

というポイントです!!

【ワックとパンクの違いと歴史】


ワックとパンクは
ほぼ同じものなのですが
なぜ2通りの呼び名があるのでしょうか?

これは
歴史同性愛がかなり関係します

まず歴史的には
パンクが先に登場します

男性の同性愛者カルチャーの中で
自らの体のしなやかさ
アピールするダンスとして
パンクは生まれました

そして名称を決める際に
PUNK(スラングで"若い同性愛者"の意)
という単語をあえて当てはめることで
自らのカルチャーを誇る意図を込めました

このような成り立ちで
パンクは生まれ、1970年代の流行とともに
日本にもやってきました!

しかし
競技人口が増えることで
いわゆる"ストレート"な性的嗜好を
持つ人々がパンクを踊る際に
パンクという名前を嫌がり

パンクダンスの技名の1つであった
WHACK("強く殴る"という意)をもじって
WAACKと名乗るようになります
(アメコミでよく見る単語です♪)


そして
このワックダンスの流行が
2000年代に日本に流れてきます!


こういうわけで
1970年代に先に輸入して
独自のガラパゴス的成熟
見せていたパンク
2000年代に新たに輸入して
定着していったワックとで
別物と認識されるようになったのです

一応、簡単に違いを説明する際には

ワックの方が体に巻き付けるように
よりしなやかに動くダンスである


と説明したりします!
(まあルーツが一緒なので、ほぼ一緒ですし
日本以外の国では"同じダンスである"
という認識が強いです)

秋山さんや里吉さんは
自らのダンスをワックと名乗るので
ワックとして習ってきたのだと思います!

【秋山さんと里吉さん】


ここで
秋山さんと里吉さん両名のダンスを
見てください!

@tsubakifactory_uf

まおソロバージョン🤟🏻 みなさんたまにはこんな感じもありでしょうか?🙋🏻 @BE:FIRST Official さん #秋山眞緒 #befirst #scream #踊ってみた

♬ Scream ラストサビver. - BE:FIRST


このお二人は
ワックをバックグラウンドに持つことで

手の動きが機敏で素早く
手でオンカウントを刻む


という特徴を持ちます
(手の動きがカウントの真ん中
捉えている、ということです)

対照的なのは
足が音に乗っていくタイプの
稲場さん(ハウス系)や
体が音に乗っていくタイプの
平井さん山岸さん(ヒップホップ系)
などが思い浮かびます

(先程の秋山さんのダンスを
山岸さんと2人で踊っているものがあるので
見比べてみてください!)

@tsubakifactory_uf

Scream!!!踊ってみました🙇🏻  ソロバージョンみたい人〜??😎💓🔥 #山岸理子 #秋山眞緒  #踊ってみた

♬ Scream ラストサビver. - BE:FIRST


見る人によっては
手でカウントを取る動きは
少し早めにカウントを
取っているように見える
ので
軽やかなイメージが付くと思います!

(体の末端が先に動き、
体のが後からついてくる動きが
ダンスには多いため)

【補足事項】


タットヴォーグ

せっかく手技中心のダンスである
ワックとパンクを取り扱ったので

似たジャンルである
タットとヴォーグも説明しようと思います!

こちらも
とても見た感じが分かりやすいので
動画をご覧ください

①タットダンス


②SHAKA SHAKA TO LOVE


③ヴォーグダンス


④マドンナ「Vogue」



ワック・パンクに近いですが
よりカクついていたり
よりぐにゃぐにゃだったりと
それぞれ何となく特徴が見えると思います


タット(Tut)は
ポップダンスの技として吸収されていて
アニメーションダンスによく用いられます

エジプトの象形文字のような
カクついた手の動きをすることから
ツタンカーメン(Tutankhamen)の
頭文字(Tut)を取り、名付けられました

近年では
特にの動きにフィーチャーした
フィンガータット(別名:DIGITZ)として
Perfumeさんなどを代表に
大流行を見せました

Perfume「Spending All My Time」


ヴォーグ(Vogue)は
参考動画にも紹介した
マドンナさんの
「Vogue」という楽曲により
世界的な大流行を見せた
ファッション業界
ポージングに由来するダンスです!

立ち姿も含めたポージング
意識しているところが
タットと明確に違う点の1つです!

どちらも
細かい動き静と動のメリハリが重要な
とてもかっこいいダンスとして
現代的な音楽にとても似合うことから
大人気なダンスとなっています!

大人気がゆえ
他のダンスジャンルにも
どんどん吸収されており
いろいろなダンスで
タット・ヴォーグの動きを
見ることができます!

(ジャンルというより
"技名"扱いされているのが
現状かもしれません♪)

【おわりに】


以上
ワック・パンク・タット・ヴォーグ
説明でした!

個人的には
つばきファクトリーのダンスの強みとして
秋山さんを中心に
ワック手技のダンス
もっと取り入れていったら
面白いんじゃないかなぁ
なんて考えていたりします!

【次回予告】


2月8日12:00ごろ投稿予定

「ハロプロダンスアカデミーを
          もっと楽しもう!」
〜⑤平井さんと西田さんのダンスを語ろう〜


です!

②③のときのようなダンスの良さ語りを、平井美葉さん・西田汐里さんのお2人で行おうと思っています!

よければ、また読んでみてください!




おわり


ひよこ🐥

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