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悔しいわに思うこと


前回参加した現場



今回のアンジュルムの新曲に関して、タイムラインで様々な人たちが意見を交換し合っていて、これは自分も何か感じたことをメモしておいた方が良い!と思ったので書いておくことにします!


今回の「悔しいわ」は、中島卓偉さん作詞だって分かって聴いていたから、卓偉さんっぽいなぁというのが第一印象。

「上手く言えない」や「大器晩成」、「もう一歩」もそうだけど、卓偉さんは1つのワードや気持ちをとにかく繰り返して、歌詞の中で場面の展開やストーリー進行がほとんどない作風だと認識しているから、今回のテーマは「悔しい気持ちをエネルギーに!」だと最初に受け取った。

そして、自分の価値観や体験を元に共感・反感、良い・悪い、好き・嫌いとかの判断をしていくわけだけど、今回は「共感・良くはない・好き」といった感想になった。

誰しも人を羨むことや自分と比べて落ち込むことはあるだろうし、それを前向きに処理していこうというメッセージと、それでも悔しい思いは晴れないというストーリーは、まあ認めたくは無いけどよくあるので、グッと心に刺さる感じで、あるある!悔しいよなぁ!って気持ちだった。

アンジュルムみたいなあるがままの人間っぽさが強い大好きなグループが歌うから、よりメッセージが強くなってる感もあってとても好き。

フリー素材サイトで
「envy」と検索して出てきた画像


目下、話題にあげられている「陰キャラ」や「寿退社」も、インパクトが強いワードで、ご時世的に反感をかうだろうなぁとは思ったけれど、個人的には、どちらのワードも負の力を失っている古い言葉だという認識なので、そこまで引っかからない。

「陰キャラ」は私の中では、オタク的気質を持つ人物が自分を卑下して面白おかしく語るために、キャラクター要素を示す言葉として使うのが主な用法であり、他者に対して使うときも、冗談交じりというか、負のイメージを力一杯投げつけるために使われる言葉では無いことが多いという印象なので、この言葉の使用を咎める気持ちはない。

(もちろん、人によっては、人を傷つけたり、自分を上げるために他者を蔑むために用いられる言葉だという認識があるのは分かる。)

そもそも、オタク的文化の地位向上に伴い、いわゆる陰キャラ的資質が市民権を得ているのが現代だと思っているから、陰キャラと聞いても「その場の空気に同調せず、自分のこだわりの世界観を持っている人」くらいのイメージである。

しかし、今回は「あの陰キャラがどうして?」と自分の悔しい感情と他人を攻撃する話法とセットにして使われているから、旧的用法に近くて、蔑みが強く含まれるように聞こえるから、まあ嫌な人は嫌だろうなぁと思ってしまう。

「のび太のくせに生意気だ!」とほぼ意味が一緒だから、そんないじめ的な発言は嫌!という気持ちも分かる。

言葉で難色を示すのは簡単だけど、誰しも、この「のび太のくせに生意気だ!」という感情から、完全に自由になることはできないと思うので、フィクショナルな作品であるところの音楽の歌詞で使われていても、別に悪いとは感じないし、こうゆう認めたくは無い自分の感情の負の部分も、正面から見つめて、試行錯誤しながら丸ごと抱えて羽ばたいていけるような強靭さを持つアンジュルムが好きなところもあるので、「アンジュルムに歌って欲しくない」というのは、「まあまあ落ち着いて時間かけていこうぜ!ドラえもんだって問題はあるかもしれないけど、長く愛されてるよ!」という気持ちになってしまう。

町内会でもらった三色団子


「寿退社」はもはや日常会話に登場することも珍しい単語だと認識しているし、言葉の持つパワーをかなり失っていると思っているので、「短く見た目の成功を表す言葉」の一つとして軽く認識してしまっている。

各方面から「結婚、家庭に入る」ことが女の幸せだ論は叩かれまくっているので、こちらも嫌な人は嫌だろうなぁという印象。

とは言え、こういった成功?を志している人は今もいるだろうし、冗談交じりで、「主婦(主夫)になりたい!」だの「金持ちと結婚してぇ!」だのという言葉は各所で聞くので、大衆の根底には、「働かずして自由を謳歌できる金を得る」ということは、今でも究極的ゴールの1つであることは、誰もが心の奥底では認めているのではないだろうか。好むと好まざるとに関わらず、そういった状況になった他者を羨んでしまうのも当たり前に起こる感情だと思っている。

それと、それを好きなアイドルが口にすることへの嫌悪はまた別だ!という気持ちも分かるので、こちらも個人としては、「まあまあ落ち着いて時間をかけていこうぜ!」と思うしかない。

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「悔しい」で検索して出てきた画像


結論は、個人としては、これらのワードにあまり強いパワーを感じていないというところのようである。

なので、場面や心情を示す言葉の1つであって、歌詞には字数制限やリズム問題があるから、端的に示すために説明不足や配慮が少ないように見えるだけで、やいやい言うほどの確固たる信念から出たワードじゃないと思うよ、ということである。

それに、そういった認めたくない負の部分に対して、存在を認めながらも、よりよい世界を求めて戦っていく姿勢、みたいなものが私は大好きで、アンジュルムも私の中では、清廉潔白な理想の軍団というよりも、問題や認めたくはない人間の負の側面も抱えていながらも、それでも、それらをなんとかしようと愛を叫んで、明るく楽しく人間として生きている理想の集団という認識で大好きになっているので、こういった歌詞を歌うことにあまり抵抗が無いのかもしれない。

とはいえ、「もっと上手い表現やステキな歌詞を付けることができたやろがい!」と言われてしまえば、「たしかにそうかもしれん」とはなってしまうので、批判も宜なるかな...といった具合である。

この歌詞問題を、「中島卓偉さんらしさ」という言葉で片付けるのも、まあ趣がないとも思うので、これからもたくさん意見の交換がなされていって、みんながそれぞれ自分の落とし所を見つけてくれればステキなんじゃないかなぁと私は思っています。

なにせ、こんなにアンジュルムの歌詞でハロプロ界隈が紛糾しているのは初めての体験なので、これもアンジュルムの持つ自己変革パワーなのか!と少しワクワクして見てしまっているところもあります。アンジュルムのファンにもいろいろな人がいるものだと改めて感じられて、それも嬉しかったりもしますし。

自分と真反対の意見や完全否定に近い意見も、悔しいわ!と思いながらも楽しく見れちゃうタイプの人間なので、余計にたくさんの意見は嬉しくもあります笑

誰に向けて書いているわけでもないし、ただ自分の考えをまとめてみただけですが、書いてみたくなったので書いてみました!

楽曲の音楽的部分はめちゃくちゃカッコよくて大好きです♪
再生数も凄いスピードで伸びていて、とても嬉しく思ってます!!

アンジュルム最高!!!



BIG LOVE !!!!!

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