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好きな本と東京のはなし【写真以外のはなし#1】

今日は4月1日。
朝からいつもの駅もいつもの急行もなんとなく落ち着かないというか、浮き足だった印象がありました。

進学や就職、転職など新生活を迎えた方、
何も変わらない一日を過ごした方、
誕生日など大切な日を迎えた方、
いかがお過ごしでしたか。

noteを開くと面白そうなお題が目に止まったので、覗いて見ました。

そしたらなんか少し思っていたのとは違い、「入社式で気をつけること」や「入社した会社がブラックだったら」みたいな内容で、少し笑いました。笑


それは少し横に置いて、普段あまり小説を読まないわたしが、何度も読み返している本と、
その作家さんが物語の背景のついて語っている記事を紹介したいと思います。

山内マリコさんの「あのこは貴族(2020年)」です。

東京生まれの華子は、箱入り娘として何不自由なく育てられたが20代後半で恋人に振られ、焦ってお見合いを重ねた末にハンサムな弁護士「青木幸一郎」と出会う。一方、東京で働く美紀は地方生まれの上京組。猛勉強の末に慶應大学に入るも金欠で中退し、一時は夜の世界も経験した。腐れ縁の「幸一郎」とのダラダラした関係に悩み中。結婚をめぐる女たちの葛藤と解放を描く、渾身の長編小説。

あらすじ

あらすじだけ読むとただの恋愛ばなしみたいに思えますが、わたしが惹かれたのは地方から東京に上京した者の表現。
18で上京し、いまだ東京に暮らす自分と重なる部分が多くて惹き込まれました。

もちろん、ストーリーも伏線回収系の内容で面白いですが、あいにく文才がなく上手く説明できないので辞めておきます。気になる方は買ってください。笑


わたしも長いこと東京の街で写真を撮っていますが、自分が何を求めているのか、何回も言語化を試みましたが、上手くまとまらずモヤモヤしていましたが、ある時作者の山本マリコさんの記事を読んで一気に視界が開けたような感覚になったのです。

それまではどこか東京に馴染もうとしていた自分でしたが、急に体が軽くなったような、肩肘張らずこの街の一部になれたような、そんな気がしました。

ぜひ読んでみてください。


ところでわたしの4月1日は特に新生活ということもなく、15年目の社会人生活がはじまりました。
いつまでも若いつもりが新入社員を見ると歳の差を感じますが、負けないよう頑張ろうと思います。


note、3日連続で投稿でき、自分でも驚いています。
読んでくださる方がいるとモチベーションになります。
これからもよろしくお願いします。

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