見出し画像

出会う前の自分に後押ししてもらおう

 離婚を決めたのなら、その気持ちの維持が大事。色々悩んでいると、結局自分が我慢して今のまま居た方が楽なのでは…と考えてしまい実行に移せないことが多く、私もこれまでがそうで、今に至ります。
 こんな不安定な時にしちゃいけないのが、付き合い始めの楽しかった時期や、「優しかった・良かった時期」を思い返すこと。だから沼にはまっていくのですね。思い返していいのはその時ではありません。この糞と「出会う前」を思い返すのが正解です。

 出会う前に好きだった、音楽、本、ファッション、小物、色、何が好きだったでしょうか?その時期にしていた習慣は。考えていたことは。夢は。
 私は高校時代から就職するまでずっとAvrilの音楽と、吹奏楽部だったのでそれに関連した音楽も大好きで、今でも聴くと当時に戻ったかのような懐かしい感覚があります。音楽って、そんな強い魔法の力があるとは以前から思っていました。思えば糞と知りあってからはこれらはほとんど聴かなくなっていました。AvrilのCDは赤ちゃんだった娘に割られちゃったし…(いいんだけどね笑)。私にとっての思い出の曲たちは、糞に毒されていないということに気づいたのです。
 毎朝それらを聴いて、あの時の自分に戻りたいと思ったり、心だけでも戻ったように感じてまるであの時の自分が後押しをしてくれているように感じ、前向きになれました。

 そこら辺の人に話すと事情も知らないくせに「子どもの為によく考えて」とか「この人(糞)と一緒にいて良かったことも考えてみて」とか「結婚に我慢はつきもの」とか…言われるんですけど、おかしくて笑っちゃいます。そんな呪いの言葉に惑わされてはいけません。その人達は結局何もしてくれません。他人のことなど理解しがたいものだし、もしかしたら、かつてはその人も悩んでいたのかもしれない、けれど古い人間にそのように言われて呪いに毒されてしまったかわいそうな人なのかもしれません。
 あなたを助けてくれるのはあなた自身です。あなた自身が、誰よりも裏切らないあなたの味方です。

 私は上の子が赤ちゃんの時に、自分の信念を貫いてブライダルの仕事に再就職しましたが、それも良かったと心から思っています。あの頃、糞に言われたのは「そんな大変な仕事しないで、おかー(義母)と一緒に近所の個人商店で働けばいいのに」でした。個人商店を否定するわけではありませんが、もし言われれるがままにそうしていたら、離婚したら職も失ってしまうという呪縛にかかり何もできずにいたでしょう。私が考える仕事とは、人生そのものです。誰の人生でもない、あなたの人生です。
 もし、糞と出会う前に抱いていた夢があるならば、その思いを再び起こして今からでも目指してみてもいいでしょう。資格が必要ならまずは勉強をしてみては。あなたの原動力になり、糧となるはずです。その夢が現実的に不可能であっても、行動を起こすことで次の目標が見つかることだってあるのです。私も、また、英語の勉強がしたくなってきました。

 今、あなたが未来の自分を応援したいと思うならば、過去の自分も今のあなたを応援しているはずです。後押しをしてもらいましょう。糞と出会う前の自分に。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?