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春になったら

昨日はお休みだったのだけど、夕方から何故かトトンと2件、打ち合わせの日程調整が入った。
春になったら「たねダンゴ®」のワークショップと、ミニガーデンのワークショップが予定されていて、どちらもこれから話を詰めていく。
たねダンゴ®は本格的に園芸講師としてのデビューになる。

講師というポジション

2000年代半ば、時はIT黎明期。「全国民がインターネットとE-mailが使えるように!」との号令の元、市町村や商工会、様々な公共団体主催の「IT講習会」がたくさん、それはそれはたくさん開催された。
地方の田舎で、20代の女性でパソコンが使え、2・30人を前にして平気で喋れて、おっちゃん、おばちゃん相手にも負けない私は、たいそう重宝された。ITだけにとどまらず、WordやExcel、ホームページビルダーの講師なんかにも呼んでもらった。
講師としての私の強みのひとつは「声」だと思っている。4・50人相手の室内ならマイクもいらない。めちゃくちゃ高いわけでもないし、張り上げなくてもなぜか良く通る。
人前はもちろん緊張する。緊張するけど、それもネタにしてしまえる、関西育ちの「ウケたもん勝ち」という価値観も強みだろう。だいたいの初対面の人に「面白い人」と言われるのは腑に落ちないが…。

講師は「しゃべってなんぼ」だけど、一方的すぎるのもどうかと思っている。かといって、受講者の自発的な質問や感想などは日本人の気質としてなかなか求めにくい。私も受講者の立場なら何にも言わない。だから「見る」も大事だと思っている。まぁこれは講師に限らずだけども。
相手が内容を理解しているか、どこかで躓いていないか、何か疑問に思っているのではないか。よく見ることで判断して声をかける。一人一人はもちろんだけど、場の雰囲気も良く感じる。のだが、これ、あんまり出来ないことらしい。最初「そんなんできへんで!」と言われて、それこそ「???」だった。『その場にいる人の様子を伺えない』というのだ。「なんで!?」と思ったけれど、人間観察が小さなころから当たり前だった私はたぶん、人より物凄く良く見てしまうのだろう。そしてめちゃくちゃ考えてしまう。自動的に脳が動くのだから仕方ない。そして人の何倍も疲れて、都会では生きていけなくなってしまった…。今更気づいた。もっと若い頃にそういう人と違う部分があることに気づいていれば、もっと違う道もあっただろうに。

面白可笑しい一発屋の瞬発力は大阪の河内で育った後天的なものだけど、それと一緒に、あれもこれも抜かりなく準備したい怖がりなのは先天的なものなのだろう。万が一をそれこそ、何通りも考えて、いろいろ対応できるように準備したい。ツッコミ体質なのでツッコまれたくない、痛いの嫌いなんで防御は120%にしたい。それでも、人間ヌケはあるので、もう1回確認したい。そして始まるまでに疲れる(笑)
まぁ、そんな体質(?)なので「講師」にはまぁまぁ向いていると自分では思っている。「おもしろおかしく喋れる、良く聞こえる声」を剣に「痛いの大嫌いな怖がり」を盾に、『花と緑の『育み』、『恵み』による『ゆたかな暮らし』をテーマに、笑顔になれるまちづくり、仲間づくりを提案します。』というプロフを背負って、春になったら園芸講師デビューする。
マジでコワイし、大人しく生きていれば痛い思いもしないですむのになーと思う自分もいるけど、


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