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【インプレッション】ZIPP 454 NSW Tubeless Disc

どうも!877Bicycleです🍌

今回はZippのハイエンドモデル:454 NSW Tubeless Discのインプレッション記事となります。ゴルフボールの凸凹と同じディンプル加工がリムに施されていることで有名なZIPPのホイール。アメリカのインディアナポリスで開発・製造されているこちらの454 NSWは、ザトウクジラからヒントを得た鋸状のリムが特徴的です。見た目の迫力もさることながら、スペック・価格も他と一線を画します


製品仕様

前後価格:¥785,000(税込)
■リムハイト:53-58mm
■リム幅:内幅23mmフックレス/外幅28mm
■適合タイヤ:チューブレス/チューブレスレディ(インナーチューブ使用可)
■適合タイヤサイズ:622x25~55mm
■対応アクスル:F=12x100/R=12x142(コンバージョン可能)
■スポーク:Sapim CX-Ray
■重量:1,358g (F631g/R727g)(リムテープ&チューブレスバルブ除く/XDR仕様)
■付属品:チューブレステープ/チューブレスバルブ/ロックリング

Zipp 454 NSW Tubeless Disc



マイバイクFactor Ostro VAMに装着

3日間ホイールをレンタルして、普段から乗っているFactorに装着しました

完成車重量:7.4kg (写真の状態)
タイヤ:Vittoria CORSA N.EXT Tubeless 700×28c
空気圧:3.8bar (体重51kg)
そして下記のライドを実行しました


Day1  120km 2,050m⬆︎⬆︎

ロングライドで快適性や登坂〜下りまで諸々をテスト


Day2  60km 1,040m⬆︎⬆︎

長めの坂1本で登坂性能を再テスト


Day3  60km 720m⬆︎⬆︎

終始アップダウンコースで反応性などをテスト


初日の2,000m🔺サイクリングの写真

インプレッション

登坂

常用している40mmリム高の303Firecrestとほぼ同じ重量なので、53-58mmリム高でも普通に登れます。剛性が高いのでダンシングしたときの反応が良く、リズムが刻みやすいのが特に好きなポイント! 下りから登り返しの踏み込みがスムーズで2〜30mぐらい、スッと登れてしまいます。
同じような勾配が続く坂を20分以上登るのであれば、303FCの方が回しやすいと感じました。Movistar Teamが使用しているNSW seriesはレース中の上げ下げに対応できるリム剛性やスポークテンションになっていると思います。

平坦

303Firecrest, 353NSWと比較してかなり伸びるし落ちないです。漕ぎ出しから25km/hまではややのんびりしていますが、35km/h以上で流れるように進みます。人の後ろついてるときにかなり脚が休まるのが、メリットですね。これはリアホイールに採用されている"Cognition V2ハブ"の恩恵だと思われます。
横風の影響も感じず、高いリムハイトで振られるのが苦手な人にもオススメできます。

  

下り

驚くほど速い!!
軽量級にとって、この性能はかなり有難いです。55km/h以上でてペダル止めた時にスピードがほとんど落ちません。10%以上のダウンヒルで3km/hぐらい速かったです。これもハブ性能が起因していると思います。また、止まった状態で行う風洞実験のデータでは、大体3〜4番目にくる454ですが、走行時の抵抗の無さはピカイチではないでしょうか? 80mmぐらいのホイールを履いてる感覚です。これだけでも欲しくなりますね!

総評

同じようなリム高の404Firecrestを乗った時よりハンドリングしやすく、縦剛性がしっかりしている。コーナリングも安定感がある。横風の影響も抑えられてる。353NSWほどのアグレッシブなキビキビ感は無いもののヒルクライムレース以外なら454一択です!
あとはお財布事情だけでしょうか? もし壊しても生涯保証サービスがあるところは安心です。

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