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現在のテレビにとりまく環境について

今、テレビ局からの企画募集は、一昔前では、少し考えられないことが記されている。それは、金額もそうだし、狙いもそうだし、ターゲットもそうだし。これだけ時代が激変しているから、当然、テレビも変わるべきだし、テレビはスポンサーによって運営されているから、そちらを向くのは当たり前のことだと思う。求められる企画に関しては後日、詳しく書きたいですかが、、、今、一人の日本人の放送作家として僕が思うのは、なるだけこの国のメディア文化を守りたいという希望だ。

Youtubeはgoogle。Amzon premeはamazon Netflixはnetflix。

最近、放送作家もYouTubeに企画提案をして作家としてかかわることも多いし、芸能人の方たちも次、次とチャンネルを開設している。そうして、演者も制作者もYouTubeを表現の場として選んでいる。そんな小さな資本で作れる大量のコンテンツを発信するgoogle。一方、Amazonのコンテンツは今の日本のテレビ局では到底真似できない巨大資本で最強コンテンツを描き出す。勿論、それはビビるぐらい面白い。

視聴者はそれぞれ好きなチャンネルを選べるし、エンタテイメントの幅が広がることは良いことだと思うけど、僕たちがYouTubeだ、ネットフリックスだ、アマゾンだと、新しいメディアをもてはやし、制作者も視聴者もそちらに心を奪われた先にあるのは、日本のテレビ文化の死だ。

僕は子供の頃、家族で「ひょうきん族」を見て、みんなで笑ったあの日を忘れない。家族団らんの真ん中にあったあの日々の中に、僕のテレビの原風景がある。

僕は世界に自分の企画を売りたいという夢があると同時に、日本のテレビ局が元気に、がっぷり四つで世界のメディアと組み合うぐらいの力がある面白い企画を考えたいと思っている。

角川文庫は「日本がバカだったから戦争に負けた」という思いで「知」を養うために創刊されたと聞いた。僕たちは僕たちの頭で僕たちの文化をしっかりと作っていくべきだと思うからだ。

そんな小さな島国の「あがき」と「切磋琢磨」が世界を面白くすると思う。今、新しいテレビの環境について語られるにあたって、外資と日本の資本という視点が抜け落ちている気がするけど、そんなこと気にする必要なんてないのかもしれないのかな? ということで、フジテレビの年末年始企画の結果も出たことですし、次はテレビ東京の年末年始の企画を考えます。

世界を驚かす企画を考えたい・・・一人のしがない日本人の放送作家として。I hope Japanese script writer make happy someone of the world

笑顔で溢れたあの日の原風景を描き出すために。

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