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夏は映画

アルバイト先はこれといって
まとまった夏休みがないので
粛々とカレンダーどおりに出勤してる

通常と変わらないんだけど
やっぱりなんとなく世の中が
ゆったりした感じがするので
だだでさえぬぼー、としてるのに
ぬぼーに拍車がかかる


8月最初の稽古のとき(教える方)
草月流の家元の話になった

3代目家元
勅使川原宏は映画監督だったんですよ

そういうとお弟子さんはとても驚いた

なので
出だしの朝顔のシーンが印象的な
『利休』をお貸しした

夏休み明け
どんな感想を持ってくるか楽しみ^^




夏は勅使川原宏の映画に限る


宏家元が亡くなった年の夏
渋谷にあるユーロスペースという
小さな映画館で8月いっぱい
追悼ということで
宏家元の映画をほぼ全部上映した

運よくそのとき東京に住んでいて
渋谷に行きやすいところで仕事をしていた

そこも夏休みがない職場だったので
仕事を定時で終え渋谷に出て
ラーメンを食べその日の最終回を観る
という、夏を過ごした


作品に阿部公房原作の
『砂の女』と『他人の顔』がある

これは原作を先に読んでから観た


見事なまでに原作が映像化されていた


涼しい北東北から上京して間もなくで
暑い暑い東京に慣れない体で仕事をし
時間になると退社して
これまた慣れない雑踏の渋谷へ

目についたラーメン店に入りラーメンを食べる

そしてユーロスペースへ


映画を観終わり
暑い人混みの渋谷へ出ると
なんだか知らないパラレルワールドに
放り出されたような感覚に陥った

雑踏の音も車の音も
何もかもが異世界にいるような感じ


あの何とも言えない感覚は
勅使川原宏の独特の世界に加えて
夜になっても蒸し暑い
大都会東京という場所の影響だろう



なので真夏の夜は
勅使川原宏の映画鑑賞をして
異次元へと旅立つ

夏の定番なのだ





🌳🐰真夏の稽古も楽しいよ🐰🌳
いけばな教室 西宮市
へなうさ工房:甲子園球場そば
090-8214-8739
8739sshuho(@)gmail.com


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