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たくさんの好き(と嫌い)

先日ネット通販で購入した、大好きな友人が作っているハンドメイド雑貨が今日届いた。
私が購入することは本人に伝えていたので(少し問い合わせしたいことがあり)、一緒に小さなお手紙が入っていた。
嬉しくて笑顔になって、今もパソコンに立てかけて日記を書いている。



好きな人がたくさんいる。
(椎名林檎もよく好きな人が多いことを歌っているな。)
昨日の日記で、ある人の意見に賛同できなかったと書きつつも、「その人自身は好き」ということを補足として書いていた。
そんな補足は不要だったかもしれない。しかし、贔屓して受け入れがちな「好きな人」の意見だとしても賛同できなかった、ということを残しておきたかった。


デザインの本に「嫌いな人が作ったものだと思って自分のデザインを添削する」と言うことが書かれていた。
嫌いな人はつつきたくなる人間の心理を利用すると、自分のデザインも極限までブラッシュアップできるのだと思う。
好きな人を贔屓することの逆。
とても革新的なブラッシュアップ方法で、自分の制作に取り入れたいと思ったと同時に、「今までだって後輩の好き・嫌いで添削レベルを調整していただろ?」と言われた気がしてドキッとした。


ちょっと皮肉が入っている創作物があったとして、その作者のことが好きだと「これもいいな」と思うのに、その作者のことが嫌いだと「こういうところがな」なんて思ったりとか。それってフラットに「作品」を見れていないのではないだろうか。
ただ、「好き」「嫌い」は誰しもが持っている感情で、その人を構成する成分でもあると思う。
「好き」を大切にするのと同じように、「嫌い」も大切にしていけたらいい、のにね。

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