東京の生活の思い出

谷口つばさ第10回単独ライブを見て思い出したことを書きます。

配信を買って見たあなたも思い出したことがあったら教えてください。

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終電って無くしちゃダメだろ、とずっと思ってたけど段々と薄れてきた。
オールで遊ぶ、とかみんなで飲み会、とかを全くしてこなかった3年間とは打って変わって今年は飲み会の機会が多くて、初めて電車の時間調べるアプリの「終電」のところを使った。
最近は最寄り駅までの終電ではなく「この駅からならギリ歩いて帰れる」みたいな駅の終電を調べ、時間大丈夫?と聞かれたら「帰れる終電は〜分です」と答えるようになった。
帰れる終電は、終電。

このネタのことをみんな「いやいやこんなやつ笑」と書いていて、そうなんだ…と少し落ち込んだ。

私は世の恋愛を理解できないというか、世の人たちは私には存在しない感覚、価値観で恋愛をしているというのを常々感じていて、それが飛躍してこの度恋愛についての卒論を書くことに決まりました。
どんなテーマにするかを相談していたときに「駆け引きについて書くのはどう?」と言われ、ここで初めて私は恋愛の駆け引きがめちゃくちゃ嫌いなことに気づいた。

恋愛作品を見てても告白するか悩んで悩んでごちゃごちゃやってるところを見て「早く告白すれば良いのに…」と思うし、絶対言ったほうが早いことを口には出さず察してくれなかったら激昂する恋愛人を見て「話せば早いのに…」と思っていた。
私が恋愛作品において共依存関係が好きなのは駆け引きがないから。

恋愛は「恋愛をする」ことが大事で、結婚するみたいな結末に向かうことが目的じゃなくて、そのプロセスに生まれる遊戯性を楽しむためのものなんだという文献を読んで、だからか!と腑に落ちた。駆け引きも多分、遊戯性。
この「終電」も多分駆け引きの一つで、でも彼は恋愛の駆け引きの部分がわかんないから全部聞いていて…と思ったら言わない女側の方がやっぱり変だろと思った。
終電の話とあなたが好きな話って関係あります?今同じ話してます?みたいなセリフがあって、めちゃくちゃ笑ってしまった。終電の話とあなたが好きな話は関係ないよ、関係ないのに関係あることとなってるから(この世界の大多数には)せめて口に出してあげなよ…とか思っちゃうんです…私って何もわかってないんだな……

お笑いの中の恋愛ってなんかほとんど駆け引きしてる気がする!だから面白いのか。言ったら分かり合えることを言わずに分かり合おうとしている様って意味わかんなくて滑稽で面白いですよ、駆け引きっておもしろい。

夜にウォーキングすることを予定としているのおもしろすぎる、と思って笑っていたけど、私もする。家の外に出てやることは全部予定だし、家を出る予定がある日(それが例えスーパーに買い物に行くだけでも)は全部何かある日にしてしまう。何もない日は家から出ず絵を描くことだけしている日だけです。

2

手を挙げさせたところ、最高だった。
私は成人式と同窓会が死ぬほど楽しかった。死ぬほど。
同窓会は幹事もした。どうしてもやりたいことがあったから企画出して一枠もらった。

変わってしまうなよ、と思っていた同級生たちは見た目ほど変わってなかった。結婚して子供を産んでいた子だけ、少し変わっていた。
私が変わっていないように、みんなも変わってなかったです。

このネタ、後半が好きすぎる。劇場版のところげらげら笑ってしまった。
タケちゃんも、実はまだオタクなんじゃないか。それとも、内に入っていしまったから面白味が湧かなくなってしまったのかい…?

「アニメやってる」みたいなこと、私の見えるところにもあるのかしら、と思ったけどあんまり思いつかなかった。同級生コンビなどは十分アニメっぽい。
私は双子なので、知らないうちにそのようなことが起きているのかもしれない。双子揃って生徒会に立候補して選挙で戦った(私が負けた)や、その後双子どちらとも生徒会入りしている時期があった、とかはアニメやってますか?アニメの双子って仲良いからあんまりアニメっぽくはないか。

お笑いお笑い(お笑いライブお笑い/大学お笑いお笑い)、三年前の私は笑えてないな、と思うとお笑いを見られるようになったんだと思った。
全然「若武者」「いぶき」とか、最初は面白かったな。お笑いってテレビ以外のところでも戦ってるんだ、と思った。なんでお笑い、戦ってるんだろう。

大学お笑いを拒絶してしまった側なので、げげげ、でもあった。
私が頑張って作ったOPVを誰も褒めてくれなくて拗ねて辞めた、と言っているけど、本当は「なんかみんな降りてるな」と思ったら残念な気持ちになっちゃって辞めた。もっとみんなギラギラしてて、お笑いで殴りあっているようなものを想像して行ったら、なんかへにょへにょしていて嫌だった。多分お笑いライトの人が多かったのでそちらに合わせていたんだと思う。好きな芸人「オドるキネマ(の南さん)」の主務は少なくともギラギラしていた。悔しい、あなたみたいな人がのびのびできるサークルをあなたに作ってほしかった。
兄はお笑いサークルの人は降りな過ぎて怖い、と言って辞めていたので団体ごとに差はあると思う。私はただ逃げただけです。

私から得た情報しかお笑いを知らない幼馴染もこのネタ面白かったと言っていてなるほどだった。

「じゅう」なんかすごく好きだなと思った理由、ミヤシタガクさんの駆け込み乗車だ!別に似てるとかではない!いや、場面としては、似てはいるんだけど…!
R2014がかなりお笑いの原点で、思い出深くありまして…
最近見返して一番惹かれたのはミヤシタガクさんだった。あれすごいよな~!!!凡の中にぎちぎちに詰まった狂気、素晴らしすぎる。興奮する。
「じゅう」の演技、ゆったりとした緩急、ほれぼれしちゃった。
何回も見たいネタはこれかも!きっと10年後の私が見たらもっと面白がってくれる気がする。

これについて思い出したことはたくさんあるし、言いたいこともたくさんあります。全部は、書けないか…

本棚をあさり始めたあたりから「BL、出てきてくれ…」と思わず手を合わせてしまった。出てきてくれて嬉しかった。
本棚、その人の人間性をかなりさらけ出す壁なのに見えすぎているな。兄の家で兄の本棚を見たとき、これだからこの人は…と思った記憶がある。
私は実家に会った商業BLをすべて上京させることを第一に引っ越しをしたので、今の本棚はかなり色濃く趣味が反映されている。趣味というか、性癖か…。
銀魂とスケットダンスとニセコイはまだ上京できていない。

同人誌は通ってきてないのでいわゆる薄い本はほとんどない。一冊だけとても好きだった絵師さんの同人誌がある。それだけ。

お笑いを題材にしたコンテンツ、増えてくれの気持ちと難しいよなの気持ちどちらもある。
幕間の話聞きながら最初に思い出したのは「Warahibi!」だけどコンテンツが終了した時に全部、本当に全部消えてしまったので何も掘り返すことができない。単独終わりにこのツイートをしたらフォロワーさんがグラシッククラシックがK-PROのライブに出ていたことを教えてくれた。なんで…?

ゲラゲラのこともついでに思い出した!これは声優がそのまま舞台でコントしたり漫才したりしていたのでヒプノシスマイクのお笑い版、みたいな認識だった。
今調べたら全然続いてたし、なんか劇中賞レースのリアルイベントもしてる!すごい!審査員までキャラクターだ、なんだこれ。

PVめちゃくちゃM-1や…制作MBSだし、すごくお笑いだ…後で見よう。

見てください

今年の冬にアイドルライブのドリンクスタッフバイトをやった、それ思い出した。一人、多分何かの特典でもらったであろうラクガキTシャツみたいなのを着ていて、そこに「○○は一生△△のこと好きでいること!」みたいなメッセージが書かれていた。ただ見ていた私はすごく苦しい顔をしてしまった。そのTシャツを着ていたおじさんが一生好きでいられるかの安否より、あなたは一生好きでいさせてくれるんですか…と思ってしまった。あなたは、一生アイドルでいるわけじゃないのに、オタクにだけ「一生」の業を背負わせて…。
でもアイドルじゃなくなっても好きでいてしまうのがオタクの性で、好きになったら、好きでいるしかないんだよな、辛いねえ、と思いながらそのおじさんが幸せに死ぬことを願ってしまった。勝手に死ぬまでを願ってしまったのは申し訳ない。

私は人生の推しが三人いて、彼らによって生かされた三年間があった事実があるけど、逆にその時の自分にそれが無かったらどうしてたんだ、と思うと怖い。なので彼らにすがらなくても生きていけるようになった今は、生きている他人に心をすべて預けてしまわないようにしている。
ただ、心を預ける、もっと言うと捧げてしまってもいいようなものや人に出会えたら、それは幸せだと思うんだ。

彼らにすがることをやめてしまったから、なかなか推し活のようなことはできなくなってしまったのだけど、これは「あなたがいなくても幸せをつかむことができました、ここまで生かしてくれてありがとう。私は元気にやってるよ」みたいな話なので…
一生好きです、と見えるところでいう勇気はないけど、きっと好きなまんまですよ。

このネタの一番好きなセリフは「就職しちゃいました」です!
時間の経過によって変わらざるを得なかった部分と、変わってない部分が混在している感じ、エモい~!!!!!!
「エモい~」で良いんだ!

東京の生活

私の東京はどこからだろう、と思い返した。
私の東京の始まりは高円寺だった。先に上京していた兄が住んでいたのが高円寺で、東京には高円寺という町があることを知った。兄が街で芸人を見た、芸人に会ったという話を良くしていたので、芸人は高円寺にいるんだと思っていた。今ならわかるけど芸人は高円寺にいる。
受験で東京に来た時、高円寺に三泊した。初めての東京の生活は高円寺。しばらく自分の中では「受験の街、高円寺」だった。
三泊の間、毎晩駅前でトランペットを演奏する人がいた。これが東京かと思った。芸人もいるし、夜中駅前でトランペットを吹く人もいる。私が来ても、浮くなんてもんじゃない、馴染むわけでもない。無頓着な東京は私を自由にしてくれると思った。きっと東京は私のことなんて興味なくて、見てないんだろうな〜、いいな〜と思って東京に来た。
実際、東京は自由な街だった。結構引くほど自由な街で、上から下まで全部の人間がいると思った。じゃあ私がどうなろうが、いいじゃないのと思ったら。

上京してからはずっと小金井に住んでいるので、結構ずっと面白かった。小金井、一番住みよい街だと思う。都会は近いけど騒がしくないから。

私にとっての神崎さんがいる。
もうとっくに遠い人になってしまったので、あえて名前を書くことはしない。
彼の夢がかなったとき、どうしてもその人の話が聞きたくなった。運よく話す機会があって、彼と夢の話をした。
私はどうしても自分に自信が持てなくて、何かにあこがれても、その憧れに自分はなれないことを知ってしまうのが怖くて、逃げて自分を守ってきた。「私なんて」と言っていれば、自分は案外うまく守れる。逃げてへらへらしている私にも、なんか夢とかはあって、やりたいことはたくさんあって、それを彼なら聞いてくれると思った。
私の中の彼は、ずっとずっと眩しい人で、前向きで明るくて、太陽みたいな人だった。そんな彼に、「逃げるな」と言われた。怖くて、でもまっすぐで、強い言葉だった。
彼のおかげで今の自分がいる。東京にいるのも、やりたいことに近づけているのも、もう何も逃さないと前に進めているのも、すべてのきっかけは彼だと思う。
私にとっての神崎さん。

私にとっての神崎さん、あと三人くらいいる。
私は人に生かされてる。本当に、あなたがいたから生きていられると思うことがたくさんある。ありがとう。
私の人生の指針が「人と関わることを諦めない」になった。東京で出会ったいろんな人に、孤独から連れ出してもらったおかげです。

考える

「君にとっておきの話を」を見たあたりから、お笑いを見ながらネタ以外のことも考えるようになった。

今までは画面や舞台を無心で見ているだけで、起こる現象に笑っているのが楽しいからお笑いが好きだった。
お笑いを見て泣いてしまうなんて悔しい!と思ったけど、その時初めてお笑いを見ている自分に自我が生まれた気がして、すごく新鮮だった。そこから、ライブを見ているときもそこに自分が存在するようになった。
そしたらなんかもっとお笑いを見ることが楽しくなった。生きることももっと楽しくなった!好きなお笑いも増えて、楽しいと思うことも増えた!

つばささんの言葉が好きで、つばささんの言葉に力が宿っているからつばささんのコントが好きだ。noteも好きだけど、やっぱり言葉にしているところが好きです。それが一番心に近いから。
ほつ旅中間報告も、喋らかもすごく良かったです。
私も心に近い部分をもっと伝えられるようになりたい、今年の目標です。

全然感想は書いてないけど、みんなもきっと思い出すものがあるはずだから、見たら何を思い出したか教えてください。
私もまた思い出したら教えます。

こっちにも感想書いてる。

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