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はじめての海外出張:出張本番編(1)日本の空港を出発するまで

さて。いよいよ出発です。日本の空港を出るまでは、基本的に日本語も通じるので大きな問題はないかと思いますが。それでも今まで海外出張に行ったことが無い人には色々と初めてのことがあるかと思います。基本的にはチェックイン(搭乗手続き)→保安検査→搭乗ゲートへ移動→搭乗という流れになっています。

空港には2時間前には到着しましょう
空港自体に不慣れな人も多いでしょうから、2時間くらいは余裕を持って空港に到着しましょう。また、飛行機は時々オーバーブッキングが発生することがあります。搭乗可能な人数以上に航空会社が予約を取ってしまった結果、乗れない人が発生することをオーバーブッキングと言います。事の真意は定かではないですが、チェックイン済みの人はオーバーブッキングになっても搭乗可能な事が多いと一般的に言われています。この観点からも、余裕を持って到着して早めにチェックインするのをお勧めします。

ターミナルを前もって確認
とりあえず空港に行けばいい…というわけでもないのです。空港は非常に広く、国際空港ともなると複数のターミナルを持っていることが多いです。電車で行く場合、たとえば成田空港のような空港ではターミナルごとに電車の駅が分かれていたりします。よって、ターミナルが複数に分かれている空港の場合は、出発ターミナルを事前に確認しておいてください。もしタクシーで行くとしても、タクシーの運転手に必ずどちらのターミナルに行くか聞かれます。これは、この後海外の空港から飛行機に乗る際にも重要になってくる情報なのでご注意ください。

前泊
日本の空港を出発する時間や居住地によっては、朝始発の電車に乗ってもフライトに間に合わない事もあるでしょう。こういう場合、空港近辺のホテルに前泊することになります。空港の近辺にあるホテルを選ぶこともできますが、陸の孤島で周りに何もない…ということもよくあります。それ以外の選択肢として、空港への電車が発着する駅の近辺にある宿も選択肢に入れて考えることもできるでしょう。成田の場合、成田エクスプレスや京成ライナーが発着する駅近辺の宿も検討してみてください。
また、時間的には前泊が必要ない状況であっても、出発当日に大雨で交通機関に遅延が発生したりするリスクが予見される場合は、余裕を見て前泊することも考えてよいと思います。ここは上司と相談しましょう。私は出発当日の大雨が見込まれていたため、急遽前泊したことが一回ありました。

空港への交通手段
空港へは様々な交通手段がありますが、少なくとも行きはバスより電車などを選んだ方が無難です。電車も人身事故などで止まることはあり得るのですが、高速バスは渋滞で遅延するリスクがあります。特に事故が起きたりしたときには、大きな遅延が発生することがあります。私も昔バスで空港に向かっている途中で渋滞に巻き込まれたことがあります。幸い私はかなり時間に余裕を持っていたので問題なかったのですが、出発に間に合わなさそうなサラリーマンが運転手に「急いで!」と詰め寄っていました。

なるだけ現地通貨を用意しておく
現地に到着してすぐにタクシーに乗ったりすることもあるでしょうから、日本にいる間に現地通貨に換金しておくのをお勧めします。空港には両替所が沢山有って、セキュリティゲートを超えた先でも換金は可能ですが、セキュリティゲートの外側の一般エリアにある両替所の方がレートが良いとされています。

チェックイン
基本は航空会社のチェックインカウンターに並んで、航空会社の係員にチェックイン手続きをしてもらうことになります。チェックインカウンターは通常のカウンター以外に団体受付専用、荷物受付のみ、ビジネスクラス専用など色々な種類があります。私は初めて空港に行ったとき、団体旅行用の列に並んでしまい、遠くから見ていた上司から「そっちじゃない!」という冷たい視線を投げられたのを今でも覚えています。
チェックインカウンター以外の方法として、自動チェックイン機が設けられていることもあります。日本の空港の自動チェックイン機は日本語に対応しているし、日本の空港ならまだ比較的安全なので、自動チェックイン機にチャレンジしてみてもよいと思います。

荷物タグは絶対なくさないこと
荷物を預入れた場合、バーコード付きの荷物タグのシールをもらえます。パスポートに貼ってくれたりすることも多いですね。これをもらったら、まずアルファベット3文字の最終目的地の空港の名前(成田だったら”NRT”、羽田だったら"HND"など)を確認してください。もしもこれが間違っていると、荷物がちゃんと届きません。そして、このシールは絶対になくさないでください。もしもロストバゲージ(荷物が届かなかった)が発生した場合に、手続きをするために必要です。目的地で荷物を受け取るまで荷物タグは絶対になくさないでください。


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