推し実況者について

最初に言っておくけれども、筆者は頭と性格が悪い方なので、ネット文化（というか動画投稿の文化、とりわけゲーム実況の文化）についてはやや斜に構えて見ているところがある。

素人が友達とはしゃぐだけのくだらない動画を嬉々として上げて、ゲーム実況とかいう他者が頑張って作ったコンテンツに乗っかったクリエイティブ(笑)な遊びをして、その再生数の上がり下がりに一喜一憂し、そんな虚構に群がる空虚な人々、そしてそんな一時の娯楽に縋ってしまう疲れ切った憐れな現代人、みたいなふうに思う気持ちが、心の奥底に0.1ミリグラムくらいある。
いや、こうして文字に起こしてみると、めちゃくちゃやな感じだな・・・。

まあそんな感じで、別に実況者に限った話ではないのだが、例えばアニメとかアイドルに、どっぷりのめり込んでハマったりする気持ちが私にはあまりよくわからなかったし、そこに課金して破滅したりするなんて全く理解ができなかった（フィクトセクシャルのくせに現実主義者）。
・・・虚構に目をキラキラさせる生活も悲しいが、こんなふうに斜に構えているふうにして「そんなものにハマったりはしない」とドヤっている生活も憐れなものである。

で、何が言いたいかと言うと。
そんなふうに高慢ぶって、「ネットや虚構とはほどよい距離間でお付き合いをしましょう」みたいなことを言い出しそうな筆者には、実際はガチ推し実況者が存在するという話だ。
ここまでの話はなんだったのだと思うかもしれないが、まあ、そういうことである。
顔を真っ赤にして必死になって拒絶してるやつほど、ハマるときは一瞬だし、実はハマる素質があるというのはよくある話だ。

思うに、ネット文化は虚構なのだけれど、実況者というやつは、中にものすごく「生身の人間」を感じてしまうコンテンツなのよね。
一方的に画面を見ているだけ、実際のリアルで関わったりはできない、という点ではアニメや漫画、ゲーム、アイドル（芸能人）なんかと同じはずなのに。
そこに、人間の生っぽさを感じてしまうので、人間好きの私にはたまらないコンテンツというわけだ。
そして、動画投稿をしているような人たちは、テレビ番組に出ている芸能人よりかは、より身近に感じるし、より「生っぽい」。
リアルと虚構の間にある壁が限りなく透明に近づいて、だからそこに癒しを感じてしまう。

・・・いや、こんな小難しい風の話がしたかったわけではない。
書けば書くほど頭が悪そう。
私はただ、ちょっと推し実況者についての愛を語ってみようかなと思っただけなのだ。
前置きに1000字も使うんじゃない。

そういうわけで、もちろん対象の実況者の名前を出したりはしないのだけれど、同志にはわかるような形でちょっとだけ話したいと思う。
最近（というわけでもないのだが、）ハマっている実況者は主に2グループだ。
どちらもゲーム実況以外のコンテンツにも力を入れている集団なので、実況者というくくりが正確かどうかはわからない。そのへんはご容赦願いたい。

①活動13年目くらい、メンバー14人くらいの実況者集団

これだけでもう、わかる人にはわかると思うのだが・・・。検索避けの意味も含めて、あくまでも名前は出さない。コメントなどでも、実名（グループ名）の明記は控えていただけるとありがたい。
ハマり始めたのはいつだったかな？多分だけど4年前くらい？
後述する②の実況者集団を推している際に、コラボ動画を見て、いいなあと思って観始めたのがきっかけだ。

割と箱推しであり、メンバー人数が多いのだけれど、みんなそれぞれ好きだ。
そんななかでも、最推しが存在するのだが。
で、その最推しが誰なのかと言うと、青色担当のあの人だ。

これはまじなのだけれど、大マジのマジで、めちゃくちゃ好きです。
どこがそんなに好きなのかと言われると、どこだろう。多分、知性を感じるところだと思う。
こう、言葉のチョイスとか、話すタイミングとか、話し方とか、そういうの全部含めて、聞いていると脳を直撫でされているような気持ちよさがある。
センスっていうのかな。なんか違う気もする、上手く言えない。
とにかく、言葉の節々に、頭の良さや思慮深さが見えるのだ。そしてそこが、たまらなく好きだ。

あとは純粋に、声が好きだ。かっこいい。
あとあと、顔も好き。かっこいい。
いやまじで・・・私は一体何の話をしているのだろう・・・。

とにかく、実況者界隈で、というか動画投稿者の中で、（性的な意味で）一番好きだと言っても過言ではない。
一発やらせてくんないかな。

・・・もちろん本気ではないし、特定したり粘着したりしようとするつもりは当然ないのだが。そもそも生活に干渉したいわけではない。
それでも、そんな言葉を書けるくらいには、魅力的だと思うしめちゃくちゃ好きだ。
どうやったらあんなに魅力的な人間が生まれるんだろうか。
その人の生活は知らないし、いわゆる本当の素顔みたいなものも全然わからないし、妻子持ちの可能性もあるし所詮虚構コンテンツではあるのだけれど。
なんだろうな。理屈抜きで、好きなんだよな。かっこいいよな。

虚構でもいい。日々のときめきをありがとう。
まあ、動画を見ている分には、ときめきを感じるというよりはめちゃくちゃ笑っていることが多いのだけれどね。
動画として全部面白いし、笑うと元気が出るし。
これからも、全員健康で無理せずに楽しい感じでできれば幸福に、動画を上げたり活動したりしていってくれると大変に嬉しい。

②活動14年目くらい、メンバー4人の実況者集団

今やめちゃくちゃ大御所になってしまった、音楽ライブをするあのグループです。
カレー作ってた頃から好き。

このグループに関しては、まじで人生単位で救われていると言っても過言ではない。
家庭（というか親のこと）がしんどいとき、学校がしんどいとき、恋人との関係がしんどいとき、会社がしんどいとき、落ち込んだ時にはいつだってこのグループの動画を観ていたし、つらくて仕方がない時でも、動画を観れば１人で声を上げて笑った。笑ったし、くだらないやりとりで笑うことができた自分に泣いた。
多分、このグループの動画を観て私と同じようなことを思っている人、とても多いんじゃないかと思う。

なんだろうな。観ていて、本当に元気が出る。
爆笑している場面だけを集めたMADとかもあったなあ。全部覚えちゃうくらい、何回も聞いて元気をもらってたよ。

もちろん箱推しなんだけれども、一応こちらも最推しがいる。
青色担当のあの人だ。
・・・さっきも青色担当だったな？

この人に関しては、なんというか、まさに宇宙レベルの懐の深さというか、ミステリーというか、そういうものを感じてしまう。人生何週目？って思うくらい。
ただ大口を開けて笑ってくれているだけでもめちゃくちゃ好きだし、観ていて楽しくて嬉しいのだけれど。
その思考に触れる機会があるようなコンテンツでは、考え方が本当に想像の外というか、理解の外というか、私の全然知らない世界で生きているようで、ものすごく惹かれてしまう。
何を考えているのかもっと知りたいと思うし、中身のない雑談とかでも永遠に聞いていたいと思う。

不思議な人だよなあ。
双方向コミュニケーションでは全くないのに、何故か謎の包容力を感じてしまうんだよね。少し大げさに言うなら、「私も生きていていいんだ」っていう類の。
死んでしまいたいって思うようなことでも、その人にかかれば「大したことではないのだよ」って思えそうな、そういう人だ。

このグループに関しても、まじで今後も全員健康で元気でいてほしい。
ファンを大切にしてくれるところ、めちゃくちゃありがたいし、めちゃくちゃ大好きだし、死ぬまで推し続けたいと思っている。
願わくば、ずっと楽しくて幸せで満たされた日々が彼らに続いてくれればいいなと思うよ。本当に。

長くなってしまったが、以上が私の推し実況者たちである。
１つだけ明言しておくが、ガチハマりして最推しだとは思っているのだが、別にガチ恋ではない。
有名漫画『ガチ恋粘着獣』の女性陣みたいな心持ちになっているわけではない。・・・ああでも、①の最推しに関しては、この漫画みたいな出来事が起こっていても不思議ではない・・・。いや、危険な目にあってしまうのは絶対にやだなって思うのだけれど。それはそうとして、微妙に、似合うような気もする・・・。

それはさておき。
恋ではないのだけれど、推しなのである。
推しが人生を豊かにするとはまさにこのことなのだなあと思うよ。
どちらのグループに関しても、破産しない程度に課金はしている（グッズを買ったりだとかね）し、金銭的な面でもそれ以外の面でも応援したいなと思っているよ。

・・・余談だけれど。
①の最推しと②の最推しをずっと推していて、私はずっと細身の男性が好きだったのに、むちっとした感じの男性も「可愛い」「好き」って思うようになってしまったよ。洗脳だ洗脳・・・。

今回は本当に個人的な、どうでもいい話でした。
・・・前置きの部分、まるっと全部いらなかったな。まあいいか。
ではでは、今回はこのへんで。