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妊活が始まるのでしばらく妊活関連の記事は読まない

ということを、最近決めた。

ここ半年くらいでものすごーくたくさんの情報収集はしたし、それで自分なりに自分の計画や考えについて吟味・納得することができた。
なので、もうこれ以上は情報を摂取しすぎないこととする。
何故ならば、私は情報を収集しすぎると不安感が強くなる傾向があるからだ。

普段はそんなことないんだけどね。
ちょっと過敏になってるタイミングとかだと、自分と同じ状況で同じ考えの人、同じ状況だけど真逆の考えの人、自分と全然異なる状況の人、それらの人に対する共感あるいは反論(批判)などなど、そういったものを見るだけで気が滅入ってしまうようになるのだ。

現実的なところだと、アラサー夫婦の自然妊娠の確率だとか、不妊率だとか、不妊治療にかかる費用だとか、検査薬で陽性が出ても妊娠が順調に進まない確率だとか、出生以外の出産の確率だとか、そういうの。
もともと医療従事者であることもあったし、調べはしたからある程度の知識は持っているけれど、実体験としていろんな角度からの意見を読んでいると、微妙にメンタルが持っていかれそうになることがある。
もちろんそういった発信をしてくれている人たちにその意図はないと思うし、これは私の問題なのだが、煽られるのだ、不安を。

もっと漠然とした思考的なものだと、「このご時世に子供を産むなんて」「本当に子供を幸せにできる自信があるのか?お金も十分に持ってるのか?」「毒親育ちは連鎖する」「なんで産みたいの?」「やっぱり女は結婚出産するのが普通って思ってるんでしょ?」だとかね、そういうの。
誰が何を考えていようと自由だし、私も私の考えを発信しているし、けれどそれは「私の精神が安定していられること」が大前提なのであって。
不安な気持ちになる可能性があるのであれば、わざわざ受信も発信もしなくていいだろうと思った。

そういうわけで、しばらくの間(具体的にいつまでとかはないのだけれど)は、妊活の話も妊娠中の話も出産時の話も、あまり見たくない。
見れば見るほど想像が膨らんで、大体そういう場合は9割くらいが杞憂というか、考えなくてもいい「悪い未来について」の妄想で、私はそういったものに結構弱い。
空想家のくせに、自身の空想に傷付けられるのだ。
(全然関係ないのだが、夢女として妄想に励んでいたときも、脳内で意中の人にかなり冷静に振られて泣いたことがある)

ネットは便利だけど、ネットとの距離感はとても大事。
という言葉は本当によく聞くけれど、私のような言葉に過敏な空想家にとっては、本当にそうで。
なので今回は、機械的に、少しの間距離を置きたいと思います。

状況に変化があったら、つまりは妊娠したら・不妊治療を始めることになったら・妊娠を諦めたら、またこの話題に触れることになるかもしれないけれど、・・・ならないかもしれない。
自分にとって本当に大切な話ほど、他人に話したくなくなるのはどうしてだろうね。自分の言語化能力を信用していないから?
一等大事なもの(この場合は自分の気持ち)は、誰にも見せずに、腕の中で抱えたまま丸まっていたい。と思う。
もしかしたら、見せびらかしたい気持ちになることもあるかもしれないけれど。わかんないね。先のことは。

今回はそういった決意についてのお話でした。
あまりも個人的すぎる意思表明。多分誰も興味ないね。うん。

折角なので(?)、妊活開始に際して、夫についての話を少しだけしておく。惚気ですのでご注意を。

私の夫は、なんというか「普通」の中で生きてきた人である。
普通に両親が揃っていて、普通に両親(や親族)に愛されていて、普通に仲の良い兄弟がいて、普通に両親が自分のためにお金を遣ってくれて。
極度の貧困に陥ったこともなければ、この人のためなら臓器を売ってもいいかなって思うような狂った恋愛も(多分)したことがない。
自分のことは自分でできる人だし、常識があって、優しくて、真面目で、ほどよく鈍感で、ちょっとだけ心配性。
そういう人である。

(私の知らないところで色々苦労してきたであろうことはもちろん理解している)(人には人の地獄がある)(あくまで家族にまつわるあれこれとして、私が羨む環境で育っているという話)

だからきっと、妊活についても、「行為をしていればそのうち妊娠する」「妊娠すればそのうち産まれる」くらいにざっくりと考えているのではないかなあと正直思っていた。この件に関しては本当にごめん、夫よ。

実際は全然そんなことはなかった。
夫は口には出さなかっただけで、多分色々調べたり、考えたりしてくれていた。

私が少し前に、さらっと「まあすぐに妊娠できるとも限らないからね~」って言ってみたら、夫はさらっと「そうだね、こういう場合は男性不妊の可能性もあるからね~」って返してくれた。
正直めちゃくちゃびっくりした。そんなことを考えてくれているとは思わなかったし、もしかして持ち前の心配性を突如発揮して一人で不安な気持ちになっていたのかい?って思ったし、本気で「この人と結婚してよかったな」と思った。

夫はちゃんと、妊活とか、妊娠とか出産を、自分事として考えてくれている。

また、少し前に私が「妊活に入ったら、月経期間以外はカフェインもアルコールも生ものも基本禁止なんだよな~全部大好きなのにな~」と思っていたら、夫が「美味しいことで有名な海鮮系居酒屋を予約しておいたよ!一緒に行こう!」って突然言ってくれた。
「やったーありがとう!妊活に入ったら生牡蛎とか絶対無理だもんね!」って言ったら、「そう思って前から考えてたんだ~!」って。
調べてみたら、本当に有名なお店で、全然予約の取れないところのようだった。

夫よ!
私のラブリーでスウィーティーな夫よ!
この愛をどう言葉にしたものか!

なんだかんだ言っても、妊娠も出産も女性の行いというか、どうやったって男性にはできないことだからね。
だから、自分にはできないから、せめてこうやって私の気持ちに寄り添ってくれてるのかなと思うと、私はとても嬉しいよ。
その気持ちだけで何でも頑張れるよ。本当に。

ずっと「自分で調べて自分で頑張って自分で対応して自分一人で生きていかなきゃ」と思って今までやってきたし、妊娠出産についても、結局負担が大きいのは女性だけじゃんっていうネットの意見もすごく耳に入っていたから、ああ頑張らなきゃなっていう気持ちになっていたけれど。
夫が、側にいてくれて、一緒に考えてくれて、一緒に頑張ってくれる。
そう思うと、私は、もっとどこまでも頑張れるような気持ちになるのです。

・・・惚気の方が長くなってしまった気がする。まあ、いいか。
今の夫と巡り合えて結婚できたことを、私は本当に恵まれているし幸福だと思っているし、今後どうなっても、2人でやっていきたい、やっていけるのではないかと思っているよ。
妊活については不安に思うことも多いけれど、夫の気持ちが知れただけでもよかったかなと思うよ。夫の素晴らしさを再認識。尊敬。大感謝。ビッグラブ。

今回はそういうお話でした。
ではでは、このへんで。


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