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「3年間で書籍代3,500万円」

2024年2月8日の衆院予算委員会
自民党の二階俊博元幹事長が代表を務める政治団体が「3年間で約3,500万円の書籍代を支出」との報告


産経新聞(web版)
二階俊博氏、3年間で書籍代3500万円の不思議「家1軒分」「読書家ぶりに驚き」
https://www.sankei.com/article/20240209-UPKP3UID6RF5BBAKLAODFZBMDI/


 経費のうち、書籍代に多く費やされること自体に、私は文句ありません。情報を無料または買い叩くよりマシだと思うからです。
 とはいえ、今回は買ったとする人物が問題です。
 まさに図書館レベルの冊数を買ったとして、それだけ読んだのかが疑わしい言動。
 そもそもそんなに読めるのかという年齢。
 お仲間や支援者の本を買って売り上げ冊数を増やし、本自体はばら撒いているのではないかという邪推。 
「これだけ本を買いました」と言って、「なるほど納得!」と思えないのは、ご本人のこれまでによるところが非常に大きいと思います。

 その前にも、岸田首相が「適正な使用は当然のことで(二階氏に)確認するまでもない」などと言っていました。
 逃げ口上として言うにしても、「裏金」が明るみに出ているいま使うのは正気と知能と品性が問われる言葉選び。そんな理屈が通るなら、確定申告もインボイスもあんなに資料と手続きが必要になるわけない。
 それとも、一般市民は会計報告を偽るが、政治家は偽らないとでも言うのか。だからすべて、政治家ではない「秘書がやったこと」だと言うのでしょうか。そんな秘書を雇っていたのなら、ご本人に「人を見る目」はないということですね。

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