卒論を書いていて思ったこと

1週間ぶりの投稿です。
タイトルの通り、ただいま卒論執筆中です。
もう頭の中が卒論でいっぱいです。
推薦休みはどっか行きたいなぁと家でぼやいてたら、親に「今までそんなに頑張ってないんだから休んだってしょうがないでしょ」って言われました。図星です(笑)

卒論を書いていて感じるのは、もっと早くからちゃんと取り組んでいたらどうなっていたんだろうなってことです。
僕、歴史学徒やってもうすぐ4年経つんですけど、初めて気づきました。
史料を読むのってめっちゃ面白いんですね!(笑)
僕は今、シンガポールの歴史研究をしていて、当時発刊されていた英字の新聞を読んでいるのですが、情景描写がしっかりしているんですよ。
例えば、シンガポールで排日ボイコット運動が起きた時に、中国系の華僑が在地の日本人労働者に対して「お前のところの人力車にはもう乗ってやらん!どうしても乗ってほしかったら半額にしろ!」とか言っていたり、当時の時代状況がダイレクトに伝わるところが想像を搔き立てられるな~って感じがします。
こういう話ってもちろん論文とかにも書いてあったりするんですが、やはり当時の新聞は、この何とも言えない臨場感が良きです。

こんなに面白いならもっと早く気づけたらよかった…。
教育実習の時に、せっかく生徒と少しずつ打ち解けあってきたのに、最終日が来てお別れになってしまった感じとちょっと似てるような。
ただ授業で史料読んでいた時は、やらされている感が強くて、ほんとに楽しくなかったんですけどね。
だから、今更嘆いたところで…って感じはありますが。

そう思うと、今までの興味を持った学問分野にも、一つ一つに向き合うべきだったなと。
僕は、人文学類に入って3回専攻を変えてます(西洋史→民俗学→歴史地理学→東洋史)。
そして、東洋史にも興味を持ち切れず、教育って面白いなと思い、教育学の授業をたくさん取るようになりました。
当初は教員になるのもいいのかなと思っていましたが、教員採用試験に落ちたので、教員の道は諦めて、現在は、教育学の大学院に進学予定です。
自分でもめっちゃブレブレやんって反省してます(笑)
おそらく自分には合わない、縁がないと思ったら、途端に興味をなくしてしまうんだろうなと思います。

だけど、卒論を通して、自分に合ってるとか、これが本当に楽しいって思えるものってそう簡単に手に入るものではないんだなと思いました。
授業を見ておもしろい!とか、人から説明されて楽しそう!っていうのは、かりそめっていうか、薄いですよね。
本当に自分に合う学問、仕事、趣味というのは、長い時間続けることができて、挫折も味わいながら、それでも楽しいって思えることなんじゃないかなって思います。

卒論提出まであと40日くらい。
僕も卒論君ともう少し仲良くなって、書き終わった時には思いっきりハグできるように頑張っていきたいと思います。

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