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【ガンバ大阪】修羅場の厳しさを思い知る、28年目の記念日/J1第14節:浦和戦●0-3

最近ちょっと頭がおかしくなってきたかもしれない。2点目を取られたあと、「普通に勝っても勢いは出ない、2点ビハインドをひっくり返して勝つ方がむしろいいだろう!」と訳のわからない理論を唱えた結果、あっさり3点目を許し万事休す。

□ 2021年5月16日:J1第14節
ガンバ大阪0-3浦和レッズ

この試合から暫定的に指揮を執ることになった松波監督は「自分たちの長所を出してシンプルにゴールを狙うこと」を命じて選手たちを送り出した。監督交代による劇薬が危機感を募らせたのか、開始直後から半ば強引に中央突破を試みるシーンが何度か。

しかし、気持ちで勝てるのなら監督はいらない。

無鉄砲な攻撃はリカルド・ロドリゲス率いる浦和にとって玩具のようなものだったのではないだろうか。危険な場所はしっかりと埋め、ボールを奪ったら高精度のカウンター発動。どうもありがとうございました。

ユンカーとかいう爽やかな見た目から屈強なワンタッチゴールを決めてくるストライカーもさることながら、右サイドをズタズタに切り裂いてくる田中達也がとにかく脅威だった。聞けば彼はなかなかの戦術ヲタクらしく(確か「蹴球メガネーズ」のYouTubeだったかな)、ガンバを脱出して大分→浦和で輝きを放ったのもわからんでもない。ゴールを決めた後も相変わらずの無表情ではあったが、内心は痛快極まりなかったことだろう。

さて、ガンバは何をすればいいんでしょうか。

今週はミッドウィークの試合がないため、ほんの少しだけ準備期間も取れるとはいえ、「これをやりたい!」という形すら見つかっていないように思える現状だけに、時間がどこまでの薬になるか..

いや本当に、ちょっとチームがうまく回らなくなるだけで一気に泥沼化するって魔境すぎませんかJリーグ。もうちょっと失敗に寛容であろうよ。創設から28年目を迎えた「Jリーグの日」は、修羅場の厳しさを思い知らさせてくれるのであった。

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