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【ガンバ大阪】ACL一次リーグ敗退..最終節・全北現代戦で感じたかすかな希望とは

はい、ACLおつかれさまでした。全試合リアタイ観戦された皆さんは偉大。同時にEURO見てる人もいるしツール・ド・フランス見てる人もいるし、みんなすごい。

ガンバ大阪は残念ながら一次リーグで敗退。現実的にタイトルを争っていられる状況ではないだけに、結果そのものは身の丈に合ったもののように感じますけれど、「日本勢で唯一」というのはやはり屈辱でしかない。
最終戦の全北現代戦も、「勝てば突破、負ければ終了」というシチュエーションの中で、押し気味に試合を進めながら終了間際に失点と2012年の悪夢を思い出させる勝負弱さを露呈。これが松波ガンバの持ちネタなんだろうか..

実際、もどかしい試合だった。

特にしんどかったのが、前半の攻め手のなさ。両サイドの裏のスペースを狙うという意図は伝わったものの、いかんせんバリエーションが乏しすぎる。相手もきっちりケアしているもんで、なかなか思い描いた通りの形は作れないしチャンスも単発で発生するものばかり。極めて非生産的な時間がただ過ぎていった感じ。

ただ、後半開始から井手口→倉田の交代により矢島を一列落とすことで一気に改善。パスの出し手と受け手の役割分担が整理されたことで、中盤の底もしくは最終ラインからの縦パスが入るように。これで全体的な押し上げが効き、パスコースも複数生まれたことでマークも分散。波状的に決定機を創出できるようになった。その結果、パトリックが立て続けにゴールに迫り、一番難しいシュートを突き刺したのだった..w

その後も互角以上の試合運びを見せ、途中出場のペレイラがウェリントンとのワンツーから抜け出しポストを叩くシュートを放つなど、「これいけんちゃうん」感は随所に見せていたのだが..前掛かりになったところを一発のカウンターで沈められ終了。



しかし希望もありました。それは、役割分担が整理された上での攻撃には十分な得点力があると実証されたこと。言うまでもなく後半立ち上がりからの時間帯ですね。ちゃんと中央から切り崩しにかかれば、サイド攻撃も活きてくる。前半なら簡単に跳ね返されていたパトリックへのクロスも、選択肢が豊富になることによって相手の脅威となったわけで。

それを実践するには、後ろからパスで組み立てられる選手が必要。残念ながら今の井手口にそれは求められない。リーグ戦再開後は矢島・セジョン・山本の3人がどれだけ攻撃をリードできるか。誰かに依存することなくタスクを遂行し続けられれば、過密日程も乗り越えられる。ここが最も重要なポジションと見た。

もちろん課題も死ぬほどありますし、むしろ不安ばかりですけれど、ACL6試合の最後に自分たちのストロングポイントを再認識できたことは間違いなく大きな収穫だった。

さ、今週末からはめちゃくちゃ大事なリーグ戦9連戦がスタート。とにかくやるしかないですわ。

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