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【競馬コラム】あっと言わせた敗者たち

2週連続三連休のゆるゆる日程の反動で来週を乗り切れるか不安しかないハシスポです、こんばんは。この週末は天気にも恵まれたんですけど、これといった活動はなく娘とプリキュアの映画に行ったくらいでしたかね特記事項は。例によって競馬はまったりROMしてるだけなんですけど、神戸新聞杯もオールカマーも荒れましたねえ。

神戸新聞杯といえば歴代の勝ち馬にスターホースがずらりと並ぶ由緒正しき大正義レースなんですけど、今年は春のクラシックで上位を争った馬が軒並み不在。2戦2勝とはいえ重賞初挑戦のパラレルヴィジョンが1番人気に押し出されたのがそれを象徴していました。
勝ったジャスティンパレスはまだわかる。皐月賞、日本ダービーではトップクラスの壁に阻まれたものの、元々ホープフルS2着の実績馬。乗ってる鮫島克駿がいい位置を取って、しっかり能力を発揮させた。
問題はヤマニンゼストよ。2勝クラス完敗からの参戦では単勝12番人気の低評価もやむなしである。武豊もしょっぱい馬に乗ってんなーなどと思っていたら、見事なイン差しで大波乱を演出。これには参った。
先月の新馬戦ではヤマニンウルスが衝撃の大差勝ちを見せたし、古馬でもヤマニンサンパが重賞にまで駒を進めるなど、ヤマニン軍団がジワジワと存在感を発揮しつつある2022年。自分が競馬を見るはるか前から活躍馬を送り出してきた老舗の勝負服が輝きを放ってくれるのはいつだってうれしい。

オールカマーで見せ場を作ったのはバビット。惜しくも馬券圏内突入はならなかったが、1年7ヶ月ぶりの実戦で4着と大健闘を見せた。
だいたい長期休養明けで横山典弘が乗ってたら、もう適当に回ってくるだけだろうと思うじゃないですか。そしたら大外から本気でハナ奪いに出てくるしその時点でもうビックリである。4角を回ってもまだ脚色が衰えないし、坂を登るくらいまでそのまま押し切ってまうんじゃないかと思ったほど。ただただ驚きだった。
ジェンティルドンナの仔ジェラルディーナは気性面での難しさを残しながらも重賞初制覇。名牝の仔はなかなか成功が難しいとされる世界だが、ジンクスを覆すと言うには十分な活躍だろう。もちろん今後に向けての期待も膨らむ。
そしてトウカイテイオーの同族ロバートソンキーが2着で賞金加算に成功。これなら重賞勝ちのチャンスもそのうち巡ってきそうだし、うっかりファン投票で有馬記念とか出られそうなほど隠れファンが多い馬。あの「伝説」から30年近くの時を経て、シンボリルドルフとトウカイナチュラルの血を引く馬が晴れ舞台に立つとかちょっと見てみたい。
強烈なイン有利のトラックバイアスに阻まれたか、デアリングタクトは差し脚を伸ばせず。大きなケガを負った馬だけに、無理のない範囲でこれからも頑張ってもらいたいところ。ソーヴァリアントも骨折明けで心房細動を発症と再度トラブルに見舞われることに。能力は確かなものがあるだけに、また本来の走りが見られる日が来ることを願いたい。

あとゴールドシップ産駒ウインキートスも3着と及第点の走り。馬場に恵まれた面はあるが、エリザベス女王杯へ向けて希望は持てた。目黒記念に続き松岡正海が手綱を取ったが、今ノリにノッてる丹内祐次なら勝てたんじゃないかと思えるほど、今日は彼の活躍が際立っていたw

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