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【野球】田中将大の楽天復帰は、ファンにとっては理想的な流れ

いいなあ、うらやましいなあ。ファンからしたら最高の展開ですよね。

田中将大の楽天復帰がウワサされ始め、最初は(ヾノ・∀・`)ナイナイと自分に言い聞かせながらもその動向を見守り、徐々に信憑性が増していってからの復帰(・∀・)ケテーイ!!
一番ワクワクする流れじゃないですか。そして入団会見でクリムゾンレッドに再び袖を通す「神」の姿を見て涙。

もちろんわかってますよ、手放しで喜ぶべきではないことは。何といってもコロナの影響で米国の野球マーケットも思い切り冷え込んだのが、帰国を選んだ一番の要因。本人の意志がMLBで戦い続けることにあったのは間違いない。

ただ、勝手を承知で言うと、この「一石三鳥」とも言うべきサイクル、定着したら日本の野球ファンからすれば非常にありがたいと思いませんか。
入団直後から主力として活躍し、ポスティングないしはFAでメジャーへ移籍し、まだ十分にやれる力を残したまま帰国する流れ。

「長くチームで活躍してほしい」
「でもメジャーでどれだけやれるかも見てみたい」
「できればもう一回このチームで」
「最後もこのユニフォームで引退を」

そんなファンの願いを全て叶えてくれる可能性があるわけだ。さっき「一石三鳥」て書いたけど改めて数えてみたら「四鳥」だったわ。

一番のポイントはMLBから復帰するタイミング。言い方は悪いけど「お払い箱」になってから帰ってくるのではなく、まだやれる感を漂わせてなお古巣への復帰を決断!みたいな雰囲気がよい。具体的には20代後半で海を渡って向こうで6~7年くらいかな、そして帰国して引退するまで5~6年。要は現役のキャリア約20年を三つに分け、その真ん中をメジャー在籍期間にあてるスタイル。

年数こそ違えど、限りなくこのサイクルに近いキャリアを歩んだのが黒田博樹ですよね。専修大を卒業後、広島に11年在籍してからMLBで7年活躍。アメリカ最終年でも11勝9敗・防御率3.71をマークし、ローテ投手としての需要もある中で「男気」復帰を決め、最後は広島で2年。最終年にリーグ優勝をもたらすとかカッコよすぎるやろ。

現役では青木宣親も似たようなキャリアを歩み、現在も攻守に衰え知らずの活躍ぶり。昨オフ新たに複数年契約を結び直し、まだまだ主力としての期待を背負って40歳のシーズンを迎えている。

黒田にせよ青木にせよ、戻ってくるという情報が伝わってきた時は本当にうらやましかったもんね。ほら、阪神にはそもそもメジャーに行くような選手も近年はいないし..オ・スンファンとかジョンソンとかドリスとかそういうケースはちょくちょくあるけどもw

もちろん、向こうで骨を埋めるくらいの覚悟でないとメジャーで成功できるとは思わない。ただ、ちょうどMLBの自動FAが発動する6年くらいをメドに、日本に戻ってくるスタイルが定着すれば個人的には歓迎。

もっとも田中将大の場合、来季にでもアメリカ復帰も視野に入れた契約になっているとのこと。戻れたら戻れたでめでたい一方、また複雑な気分にさせられそうだ。

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