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【競馬】出遅れアサヒの屈辱/共同通信杯振り返り

一日が経った今も悔しさは残る。わざわざレース動画を見返しながら、負け戦に触れなければならないのだろうか..

共同通信杯の◎アサヒは5着に完敗。馬券もこの馬に絡むものしか買っていなかったので、こちらも大惨敗である。1年で最も得意なレースだけに自信もあったのだが、この悔しい結果を受け入れるしかない。

怪しい兆しは当日午後から感じ取っていた。降り出した雨の影響で徐々に内の馬場が悪くなり、6Rあたりから各ジョッキーが直線では外に進路を取る場面が目立つようになった。内が極端に悪いというわけではないにせよ、これでは東京Dコース特有のイン有利傾向が消失。
この時点で立ち回り上手の伏兵の台頭を望むのは難しいと判断し、馬券はアサヒの単勝と人気どころへの馬連をメインに切り替えた。

そしたらアサヒがドカーンと出遅れて終了。

唯一、懸念するのはゲートくらいか。3走前はガッツリ出遅れており、まだ上手とは言えない状態。ただ、内枠なら多少の出負け程度はリカバーできる。(予想エントリより)

もちろん懸念はしてましたよ、スタートについては。ただ、あそこまで極端に出遅れるとは考えてなかった。結局、道中は離れたシンガリを追走。直線は内からジワジワと伸びてはきたものの、とても馬券圏内突入を期待できるような状況ではなく、死んだ目でその様子を見届けることしかできなかった。
手綱を取った田辺裕信も「致命的」とコメントするしかない惨劇。改めてパトロールVTRを見ると、枠内でガタガタした最悪のタイミングでゲートが開いてしまったようで。前走からの充電期間中に陣営は心身とも成長を感じ取っていたようだが、駐立の悪さは完全には解消されていなかった。

ただ、仮にまともに出られていたとしてもダノンベルーガには勝てなかったと思う。外から豪脚一閃、新たなクラシック候補が誕生した。
デビュー戦の強さも際立ってはいたのだが、いかんせん1戦だけで素質を完全に見極めるのは不可能。まして外差し劣勢傾向にあるこのレースで信頼を寄せるのは難しかった。しかし「本物」は違いますね。これでキラーアビリティ、イクイノックス、ドウデュースの世代トップクラスに肩を並べる存在になった。

ジオグリフは課題のスタートを五分に出て好位から競馬ができたのが収穫。「受難の57kg」であることを踏まえても、よく頑張ったと思う。脚質に幅が出れば、ここで2着にまとめるくらいの力があることくらいはさすがに理解してます。

もうひとつ、このレースに関して強烈なインパクトを残したのがダノンスコーピオンの馬券の売れ方。実績だけ考えれば1番人気になって当然。実際netkeibaの週ナカ想定オッズも圧倒的な数値を出しており「そりゃそうよ」と思っていたのだが、結果的に4番人気にまで評価を下げた。
追い切りで動けなかったこと、そして大外枠と不安要素が並んだことが原因であることは明らかなのだが、だからといってここまで数字に反映されたのは驚きでしかない。改めて近代馬券師たちのレベルの高さに戦慄させられた。

まあこんなもんですわ。たまに買った馬券がこんな形でハズレてしまうとやさぐれるしかない。これだから馬券はキライなんですよ。
昨年みたいに回収率が常時100%を越えていたら馬券を買っていない日々が実に心穏やかに過ごせるんですけど、0%の屈辱を味わい続けるなんて耐えられんw
でもここでグッとこらえて心を整えるのがハシスポ流「下手くそが馬券で負けないメソッド」の真骨頂である。

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