新宿末廣亭のクラウドファンディング、目標額の半分くらいでしょうか。洒落のような洒落になっていないような。圓楽さんもまた入院だそうで、中々具合良くは行かないものですね。無くなって欲しくない、死ぬまでやる、というのは通づるものがある気がします。 ということで、みんな大好き手縫い。兎にも角にも手縫いで有れば良い、という頃がございました(おそらく初期の王様の仕立て屋のせいだと思ってます)。斯く言う私の制作も、ジャケットは8割5分くらい、ズボンも3割くらい手で縫う工程があります。
新宿末廣亭が経営存続のためクラウドファンディング。微力ながら私も支援して、千社札と招待券を返礼で頂きました。 けど、招待券を使って観に行くのはなぁ、とも思ってます。人間国宝の神田松鯉先生の高座は観てみたい。 「伝統を現代に」と立川談志は言っていました。談志が言いたいこととは違うかもしれないけれど、この言葉はテーラーの仕事にも言えると思っています。何故、工業的な技術が発達し効率的に物事を進めることが良しとされる中、わざわざ前近代的な時間のかかる手仕事を続けるのか。わざわ
「仕事」と辞書で引くと と出てきて驚く。真景累ヶ淵というのは、明治の落語家の大名人である三遊亭圓朝の代表作で、六代目三遊亭圓生がほぼ完全版を残していたり、古今亭志ん朝が「豐志賀の死」を幾分滑稽に噺しているのがあります。あとは当代神田伯山が講談で「宗悦殺し」を語っていたり。。。 圓生のほぼ完成版は全部で8時間あるので、仕事のお供によく流してます。 挨拶が遅れました。 私、山上と申します。Ladder bespoke tailoringという屋号で、テーラーをしてい