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アルコールと染料。

着物にお酒がかかって、色が流れた(色が出た)経験はありませんか?

洋服では少ないと思いますが、着物だと色が流れる(色が出る)ことがあります。

染料は、水よりアルコールとの親和性が高いからなんです。

赤ワインが付いたら白ワインで、なんて聞いたことありませんか?

専門家的にはおすすめはしません。
一見、理にかなってるように思えますが、実際はあまり落ちません。

赤ワインを落とすには、ワイドハイター(過酸化水素)で、十分落とせます。

使い方は、こちら↓

漂白剤ってどう使えばいい?

でも、実際色出の染み抜きに私たちは、アルコールを使います。(お酒ではないですよ(^-^))

イメージですが、私たちはよく染まってる事を生地と染料が手を繋いでると言うような表現をします。

アルコールで、この手を緩めてあげる感じで生地から洗い流していきます。

なかなか、着物にお酒がかかった時には出来ませんが、その時は押さえるようにハンカチやタオルで水分を吸収させてください。

この時、『絶対にこすらない』でください。
キズになって、後での処理がスゴくお高くなっちゃいます。

お気持ちは分かりますが、絶対にこすらない
注意してくださいね!

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