殿ヶ谷戸、静寂の縁側で。

JR国分寺駅前にある殿ヶ谷戸庭園。
今日は、普段は見られない茶室の中や蔵を開放して苔の展示をしていました。

これは苔リウム。ガラス瓶の中に庭園を閉じ込めたみたい。
昨日はここの苔を使った作り方教室があったそうです。

夕方近くだと、人が少なくなり
ついに最後の客となる。
滝の水音と、時折の鹿威しと、野鳥の声だけの静寂空間。

悲しいことがあったら、いつもここに置いて帰ります。
丸めて崖下にポーンと投げたら、澱のように崖下の池の底に沈んでいくから、
手放すことができる。

ぼんやりしていたら小腹が空いてきた。

ここは都立の文化財庭園だけど、
飲み物やお弁当の持ち込みができます。

駅ビルのcocobunjiで、地域通貨「ぶんじ」のみ流通というイベントで、さっき買ってきた焼菓子と、
コンビニ珈琲を縁側で一人。
美味しくいただきました。

早春の山野草の福寿草が咲いています。
寒い中で健気に咲く花に元気をもらいました。
充電完了、帰ります。