会話が苦手な人でも大丈夫！営業会話のコツ、ネタ、会話のきっかけ教えます。
はじめに
営業活動をするうえで避けられないのは、相手との「会話」です。だけど、営業マンだからといって、皆が皆、会話が得意な人ばかりではないと思います。私も最初の頃は苦手意識がありました。
普段、どんな営業会話をしていますか？自分が話すことに苦手意識があって、だけど契約を獲らなければいけない状況にあると・・・不安や焦りから、挨拶、自己紹介の後には、即座に売り込みに入るなど「営業の本題」に入りがちですが、この方法はNGです。
今回は、そんな苦手意識のある人や話ベタな人でも、今後の営業活動で役に立てることができ、簡単に相手（お客様や取引先等）との会話に使えるような「当たり障りのない」そして「レスポンスのいいネタ」についてお伝えしたいと思います。
会話のキャッチボール第１投目
挨拶や自己紹介が終わったあとに、本題に入らずに何を話すか？？
必ず返事が返ってきて会話を続けることができ、しかも自分の予想外の答ではない、想像の範囲内の返答が返ってくるものが望ましいですね。
１番しやすいのは「天気」の話でしょうか。昨晩大雨が降ったなら…
「昨日の豪雨は酷かったですね。大丈夫でしたか？」など。こういう会話の１投目を相手に投げましょう。
すると、相手は「ハイ。大丈夫でした～」や「近所が冠水しそうでヒヤヒヤしました」とか答えてくれます。黙り込むこともないし、回答に困る事もないでしょう。こちらの予想しえない答が返ってくることもないですね。そこから更に「うちの近所はこうでした」とか「洗濯が乾かないと困りますよね」などと、他愛もなく当たり障りのない会話のキャッチボールを続けることができます。
この当たり障りのない「雑談」が、営業においては重要になります。本題とは関係のない気楽な雑談をすることで、お互いに、雰囲気や人間性を知る事ができます。そして初対面の緊張をほぐし、距離を縮めることもできます。
木戸にたてかけし衣食住
営業マンなら知っている人が多いかもしれませんが・・・
「木戸にたてかけし衣食住」って聞いたことありますか？
これは「季節」「道楽」「ニュース」「旅」「天気」「家族」「健康」「仕事」「衣料」「食」「住居」の頭文字をとったものです。これらの話題は、どんな方でも共感できる部分があるため、会話のきっかけになりやすく、例え相手が初対面の人であったとしても、会話のキャッチボールがしやすいものとなっています。
例えば・・・
き（季節） ➡ 「暑くなりましたね」「もうすぐ梅雨入りしそうですね」
ど（道楽、趣味） ➡「休日は何をしますか？」「釣りは面白いですね」
に（ニュース） ➡ 「コロナ感染者数が減少してきたようですね」
た（旅） ➡ 「今まで行った旅行で、オススメの場所ってありますか？」
て（天気） ➡ 「今日は暑くなりそうですね」「よく降る雨ですね～」
か（家族） ➡ 「奥様もお元気ですか」「お子様は入園されたんですね」
け（健康） ➡ 「健康診断で再検査になってしまいました…」
し（仕事） ➡ 「お仕事の調子はどうですか」「私は最近忙しくて…」
い（ファッション） ➡ 「いいネクタイですね」「シャツお似合いです」
しょく（食べ物） ➡ 「最近○町にできた○○という店美味しいですよ」
じゅう（住まい） ➡ 「ご出身は」「どこの町にお住まいですか」
このような感じです。どの項目にしても話題が見つけやすく、そして会話が続きやすいです。会話の１投目に使ってください。
さて、そこからの展開です。その話題から始まった会話を延々しているだけでいいと思いますか？？実は、それは違います！その会話の間に頭の中で考えなければいけないことがあるのです。それは・・
褒め１０ポイントを探そう
先ほどの「木戸にたてかけし衣食住」で会話の１投目を始めたら、次のステップは「相手を褒めるための会話を探す」ことです。
こうすることで、相手に「好印象」を与えることができます。第１投目の会話は、いわば、この「褒めポイント」を探すための時間稼ぎです。
「木戸にたてかけし衣食住」は、相手との会話のきっかけ作りにすぎません。営業トークの中で大事なのは「相手に好印象を与える」ための第２投目の会話をサラリと始められることです。
一体どうしたらいいのか？？
嫌味にならない程度に、さりげなく、相手を褒めましょう！！これ、最初のうちは、なかなか難しいと思います。トレーニングが必要です。でも、日常生活の中で簡単にトレーニングは行うことができます。そうすることで、段々と身につき営業活動のうえで助けになります。
そのトレーニングつについては、こちらに詳しく書いてあります。簡単にできますので、是非１度参考にして実践してみてください。
ここまで、会話のきっかけについてお伝えしてきました。話題の中には、もちろん「避けた方が無難な話題」もあります。
それは「宗教」「政治」「給料」についての話題です。政治や宗教については、人それぞれの考えがあります。安易に意見したり、否定や肯定もすることが難しいです。
給料の話については、ものすごくプライベートな話なので踏み込まないほうがいいでしょう。
おわりに
もしお客様や取引先との会話に苦手意識がある方であっても、頭の片隅に「木戸にたてかけし衣食住」を置いておけば、最初からグイグイと営業の本題に入らずに、相手との距離を縮めることができ営業がしやすくなります。
その会話の間に、相手を褒めるポイントを何でもいいから探してみてください。さりげなく褒めることができれば、それは「相手に好印象を与えるテクニック」となります。一見、たいしたことのないようなことでも、営業活動の中で、きっと大きな助けになります。
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