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「不動産」個人で独立起業した時に考えるビジネスモデル ~地上げ屋編~

はじめに

独立起業しやすい「不動産業」についてですが、一口に「不動産業」といっても、様々なビジネスモデルがあります。前回は、その中のビジネスモデル①リーシング業②管理業についてのお話をさせて頂きました。今回のビジネスモデルは ~③地上げ屋~ こちらの事業について、ご紹介していきたいと思います。

③地上げ屋

地上げ屋(じあげや)とは、建築用の土地を確保することを目的に、地主と交渉して、その土地を買収する人や企業のことを言います。不動産独立起業した際に、特に、資本金や広告宣伝費を必要としないのでお金の意味から考えると、個人でも参入しやすいと言えると思います。また、地上げ屋をメインでやっている人は少ないので、競争相手が少なくライバルがいないという面からも、うまくいけば成功しやすい事業と考えることができます。

地上げ屋事業に絶対に必要なもの → 屈強なメンタル

地上げ屋の営業方法

屈強なメンタルを持って営業に出かけましょう。例えば、アパートと同じ敷地に建つ一軒家等にはアパートのオーナーが住んでいる可能性が高いので、そこに、飛び込みで営業をしに行きます。

「売却したい土地や建物ってお持ちじゃないですか?」と。田舎の広々とした土地などの所有者をあたり、地道に聞いて回るというスタイルです。今の若者が1番やりたくないような仕事スタイルかもしれませんね。しかし、個人で参入して、こういった営業スタイルの地上げ屋をやる人はほとんどいないので、ライバルが少なく地道にやると成果が出ます。

1ヶ月毎日毎日1日に15件、地主を回り営業をかけたとすると…1件くらいは営業成果が取れるかもしれません。運が悪いと3カ月に1件とれるかどうかといったところでしょうか。。

高齢化社会の現代において世代交代が進んでいます。マンションのオーナーでも「マンションを売却してお金にしたい」と考えてる人も多くいます。

例えば、地方の賃貸用1棟マンション1億円だとします。これを地上げ営業成功した場合に、手数料は物件価格の3%+6万6千円です。1億の1棟マンションを計算してみると、330万+6万6千円となり入ってくる手数料は336万6千円です。このように「漁業」で言ったら「マグロの1本釣り」のような感じで、1棟成功した際にバックが大きいです。浜松のような地方や田舎では厳しいかもしれませんが、東京の投資用のマンションを扱う不動産に声を掛けると意外とスンナリ買い手が決まったりもします。

不動産業を始めると「投資用物件は持っていませんか?」と営業の電話が当社にもくることが多く、投資用マンションは需要があると実感しています。

土地所有者の確認方法

マグロの一本釣りのようなイメージの1億円1棟マンション等を狙うのは、なかなか難しいので、地道にアジなどの小さい魚を狙うようなイメージで行う地上げの方法もあります。

一般的に、土地を持っている人というのは農家や地主さん、そして不動産オーナー等に多いです。

狙いをつけた古い賃貸マンションなどがあれば、その住所をまず調べましょう。そして法務局で「登記簿謄本」を取りましょう。1件につき¥600ですが、ネットでとると1件¥330で取ることができます。これなら10件とっても¥3,300-で済みます。

登記簿謄本をとることで、物件の所有者を知る事ができます。所有者が分かれば、屈強なメンタルと共に飛び込み営業をしましょう。所有者がそのマンションを売る気は無かったとしても、その他にも土地だったり物件農地等を持っているケースも多々あります。それらから「売却を考えている」というおこぼれの話が出ることもあり、仕事になる可能性が広がります。調べて、飛び込んで営業をするという流れなので、メンタル弱い人にはハードルが高いですが、屈強メンタルを持っている人ならこなせると思います。

売却相談サイト

今「売却相談サイト」というものもあります。「イエウール」等聞いたことありませんか?アットホーム等でもやっています。一般の人で、何か物件等を売却したい人が、こういったサイトに登録して使用しています。このサイトに登録すると2日に1件は連絡がくるような感じです。1件1万円~1万5千円位の登録費用が掛かります。 

売却相談サイトは自分で上限額を決めることもできます。月に5件以上問い合わせがきたら、もうそれ以上は連絡がこないようにすることもできます。売りたい人は、こういったサイトもお試しで使ってみるのも手です。

地上げ屋のメリット

ご紹介したように、地上げ屋は一般的なお客様を対応するスタイルではありません。狙った不動産の地主なり、物件所有者の元に「訪問」するスタイルがメインになります。そのため、店舗を一等地だったり、分かりやすい様に路面店に構えるという必要はなくなります。

空中店舗だったり、シェアオフィスでもOK、看板等もなくてもOKです。一般的なお客様を相手にした、来店が想定されるビジネススタイルの不動産業よりも、家賃等の固定費を削減することができるというメリットがあります。

まとめ

今回は不動産ビジネスモデル③「地上げ屋」についてのお話でした。屈強メンタルを持っている方には挑戦することをお勧めできるビジネスモデルだと思います。なかなかやっている人がいないという点からも、ライバルが少なく、また経費が掛からないというメリットもあり、コツコツやることで大きな成果が出てくる可能性のあるビジネスモデルです。

次回は、私がやっている「新築建売仲介」のビジネスモデルを紹介したいと思います。スキや拡散もお願いします😊

ハッピールームYouTubeチャンネルも開設しています。今回地上げ屋編ということで土地繋がりで「地鎮祭」のお話をどうぞ☟他にも様々なテーマでYouTubeアップしています。興味のある方は、是非ご覧ください!

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