カツオギは大事【埴輪紹介所その41】
戸口はどこ? 窓しかないみたい。
作り忘れたのかな。
秘密の出入り口があるのか。実は地下道が堀られているのか。
たてよこの突帯で区切られた壁。その一区画に窓だけあけた。
短いスカートのような裾廻突帯は安定感があってよい。
家本体と寄棟部分に対し、切妻部分はきっちりしたつくり。
屋根の上の6本のカツオギは、2本の棒にがっちりくっつけられている。重要性がうかがえる。
棟木も太い。破風もピンとのびている。
埼玉県行田市の埼玉古墳群の稲荷山古墳出土の家形埴輪。入母屋造り。
所蔵は埼玉県立さきたま史跡の博物館 。
撮影は2017年、埼玉県立さきたま史跡の博物館にて。
またね。
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