見出し画像

書類ケースとコンパス【埴輪紹介所その147】

もとになった物がイメージできない。

画像2

頭に一体なにを乗せているの?

画像3

図録では「箱形の器」となっていた。

たしかに箱形。薄型の箱。やや台形。書類ケース? 埴輪時代、まだ紙はないか。ギリギリあるか?

そして額の左端に挿している棒は? 櫛かかんざしのようなもの? ペンじゃないよね。筆はあるか? 筆は挿さないか。

円盤状の髷が丸顔に似合う。

画像4

白地に赤い水玉模様の上衣も。

円の中心には小さな穴がある。コンパスみたいな道具で円を描いたらしい。正円である。きちょうめん。
はっ 棒はコンパス? まさかね。

栃木県下野市の甲塚(かぶとづか)古墳出土の女子埴輪。高さ87.5cm。

甲塚古墳出土品は一括で重要文化財に指定されています。

所蔵は下野市教育委員会。

撮影は『発掘された日本列島2015』(於・江戸東京博物館)にて。

またね。



お読みいただきありがとうございます。サポートいただきましたら、埴輪活動に役立てたいと思います。