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なにもん?【埴輪紹介所その83】

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立派な冑。
頬当てを跳ね上げている状態らしいが、埴輪時代の金属の冑の頬当ては見たことがない。
挂甲、草摺、肩甲、籠手を着け、頭椎大刀(かぶつちのたち)に手をかけている。
表情はクール。
これだけ武装していながら、玉を連ねた頸飾りを着けている。埴輪だから? 実際に甲の下に着けていたのか?

しかしそれより気になるのは

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袴の紋様。何紋?

蕨手紋の一種かな。
双脚輪状紋と関係あるかな。
彗星ふう埴輪と関係あるかな。

群馬県北群馬郡の高塚古墳出土の人物埴輪。復元高さ103cm。
所蔵は群馬大学共同教育学部。

撮影は2019年『集まれ!ぐんまのはにわたち』群馬県立歴史博物館にて。

すぐ脇から弓形埴輪が出土している。

大刀を構えていたら弓は引けないなあ。それで横に置いておいた?

またね。

お読みいただきありがとうございます。サポートいただきましたら、埴輪活動に役立てたいと思います。