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側面であかんべ【埴輪紹介所その35】

可動式の扉がついている家形埴輪。

両平側にあります。
まず、閉じている側。

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棒がたくさん突き出している屋根も気になる。棟覆かな。

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扉、閉じてます。

そして、あいている側。

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扉、あいてます。片開きですね。

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回転軸がある。よく粘土で作ったなあ。窓枠もしっかり。
なぜ埴輪でここまでつくったんだろう。
ところでこれは窓? 戸口?

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側面であかんべ。

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あかんべが戸口だとすると、扉つきのところは窓ということになる。

出土地不明の家形埴輪。入母屋造り。高さ、1mは余裕で越えています。
所蔵は國學院大學。

撮影は2016年と2018年、國學院大學博物館にて。

ちなみに、御廟山古墳出土の囲形埴輪の扉も、同じような可動式の片開き扉です。

またね。



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