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石の八重歯【埴輪紹介所その138】
お腹を抱えて笑う。
手は胴に溶けてゆく。
左に石の八重歯を見せる。
どうやら右にも石を入れていたらしい。
右脇の下の二重丸は何を意味するのか?
腰の後ろに何か差している。
この角度、鎌であろうか?
いろいろ気になるが
なにより、固まりかけた粘土にぐいっとあけた目と口。
粗い曲線ならではの表情。
つながった左右の眉。
ミズラは短く突き出す棒状。
かぶりものは頭巾か。
まだまだ気になるところいっぱい。
人物埴輪。出土地失念。
所蔵は埼玉県。もとは長瀞綜合博物館(旧名称は長瀞汲古館)が所蔵し展示していました。
収蔵は埼玉県立さきたま史跡の博物館。
撮影は2016年、『新収蔵品展 ~旧長瀞綜合博物館からの寄贈資料~』埼玉県立さきたま史跡の博物館にて。
そのときは彼にも会いました。
またね。
お読みいただきありがとうございます。サポートいただきましたら、埴輪活動に役立てたいと思います。