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気まぐれな外面と内情【埴輪紹介所その128】

訳あって

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ネアンデルタール人(の骨格標本)と並ぶ円筒埴輪。

ホネより粘土。その表面。

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二段にわたる斜格子紋。全周していないとのこと。気まぐれ。

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上からのぞき込む。

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粘土紐を積んだ跡が見えます。

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なでつけは甘め。

のぞき込むと、作り方がわかる。
と同時に、この埴輪は内側はあまり完璧には仕上げなかったこともわかる。

高さ75~85cmぐらい、突帯が6条と立派。
それだけに、内側までは手が回らなかったか。合理的な省略は埴輪の得意技。

茨城県小美玉市の玉里舟塚(たまりふなづか)古墳出土の円筒埴輪。
所蔵は明治大学博物館。

撮影は2014,2017、2018年、明治大学博物館にて。

またね。


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