やや脚の長さが…【埴輪紹介所その23】
ピンと立てた耳、アーモンド形の大きな目。まぶたのふくらみ。
いい顔である。若干お直しされているが。
馬具もちゃんとつけている。鞍や鐙。障泥(あおり)もついている。
特に手綱が立体的で身体から浮いているのはすごいこと。
たいていは体を這うようにくっつけられている。埴輪だから。
この馬形埴輪は力を入れて作られたのかもしれない。
しかし
やはりちょっと
横から見たりなんかすると
おみあしの長さが気になる。
他の馬形埴輪と比べて、やや、短い。
怒った?
島根県松江市の石屋古墳出土の馬形埴輪。
同じ古墳からほかにも埴輪が出ています。
所蔵は島根県立八雲立つ風土記の丘。
撮影は2017年、列島展(江戸東京博物館)にて。
またね。
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