大きすぎるあかべよろい【埴輪紹介所その177】
この埴輪の最大の特徴
大型の頸甲(あかべよろい)。
顎を隠すほど大きい。
大きすぎて、首を動かしにくそうだ。冑とぶつかりそうだし。
首と顎を守るにはいいかも。
作るときに、甲から下と頭部とを分けて作り、合体させたと見た。
両手で、頭椎(かぶつち)の大刀をしっかり握る。
三角錐のとんがり鼻、肩甲(かたよろい)、両手で大刀を握るなど、生出塚(おいねづか)埴輪窯跡出土の男子埴輪とよく似ている。
頸甲は彼だけ。
熊谷市の大境南6号墳出土の男子埴輪。高さ約130cm。
所蔵は熊谷市教育委員会。
撮影は2018年『企画展 埼玉の古墳3 ―北足立・北埼玉・南埼玉・北葛飾―』埼玉県立さきたま史跡の博物館にて。
またね。
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