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大刀を盾つきの鞘から抜いたらどうなるとか考えない【埴輪紹介所その112】

まず、これは大刀です。

その
大刀の鞘に

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盾をつけてしまう。

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なんという荒技か。

鞘から大刀を抜いたらどうなるのか。盾は盾として使えるのか。盾のサイズは。そもそも腰に履けるのか。
とか考えない。埴輪なのだから。

組み合わせ埴輪はいろいろある。冑と甲の組み合わせまでは実際に存在しただろうが…
現実に盾つきの大刀などない。少なくとも出土していない。
さすが埴輪。

ちなみに

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上端開放型。U字カットあり。

柄が鹿の角でできている鹿角装(ろつかくそう)大刀がモデルと思われます。
曲線を描く板は護拳帯(ごけんたい。勾金(まがりがね)ともいう)。
その上に並んでいるのは四角錐。

大刀形埴輪には二種類ある。もう一方は上端の閉じた楔形柄頭(くさびがたつかがしら)形。

大阪府高槻市の今城塚古墳出土の大刀形埴輪。高さは1mを超える。
同古墳からは楔形柄頭(くさびがたつかがしら)の木製大刀をモデルとした大刀形埴輪も出土しています。家形埴輪や牛形埴輪も出土しています。

所蔵は高槻市教育委員会。

撮影は『発掘された日本列島2014』江戸東京博物館にて。

またね。

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