見出し画像

表面より構造で語る【埴輪紹介所その68】

静かに見ている。

画像3

そして

画像2

何かを言いかけている。

人物・動物埴輪の口はたいてい開いている。中空だからかな。
円筒埴輪の線刻や彩色を、透孔(すかしあな)が圧倒していった歴史が、人物・動物埴輪にも反映されているのか。

表面より構造。効果的な表現。

表面と言えば、たいていの人物埴輪の顔の線刻は左右対称である。
だが、この埴輪の顔の線刻は左右で違う。なぜか。

画像1

群馬県前橋市の中二子古墳出土の人面つき円筒埴輪。口径22cm。
所蔵は前橋市文化財保護課。
撮影は2017年、『東国千年の都 10周年記念展示 いまなお ひかり放ちて』高崎シティギャラリーにて。

その後2019年に再会しました。

人面つき円筒埴輪はほかにもあります。

またね。

お読みいただきありがとうございます。サポートいただきましたら、埴輪活動に役立てたいと思います。