やつしろ未来創造塾【第1期】7日目:2020年11月14日(土)
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やつしろ未来創造塾【第1期】7日目:2020年11月14日(土)

講義6「熊野米プロジェクト」
    ・・・株式会社たがみ 田上 雅人 氏
   「地域に愛される酒『交』」」
    ・・・株式会社堀忠商店 堀 将和 氏
   「サプライチェーン・バリューチェーン 」
    ・・・田辺市 たなべ営業室 鍋屋 安則 氏

この日の講義は、今年始まった「やつしろ未来創造塾」の肝となる「たなべ未来創造塾」との交流です。

「やつしろ未来創造塾」がモデルとしている「たなべ未来創造塾」でも講師を務められている田上氏、修了生の堀氏、運営されている鍋屋氏の3名から、直接、話を伺うことで、八代市の塾生にも「未来創造塾」でやるべきことをより具体的にイメージしていただきたいと思い企画したものです。

導入講義として、鍋屋氏から田辺市の紹介や八代市のデータを比較した状況に加え、「たなべ未来創造塾」が始まった背景について説明が行われました。

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導入講義の後、「たなべ未来創造塾」でも講師を務められている株式会社たがみの田上氏から「熊野米プロジェクト」をテーマとして、ご講義いただきました。

田上氏は、家業を継ぐまでは、いろいろな経験を積んでおられ、その行動力とネットワークが家業を継いだ後も活かされており、「たなべ未来創造塾」がスタートする頃には、すでに大活躍されていたこともあって、塾生としては受け入れていただけなかったそうです(笑)

田上氏は、「熊野米プロジェクト」に取組む以前、自社の企業課題として、米の小売りへの新規参入が大幅に緩和され、米屋で米を購入する割合が減少したことで、米屋が生き残れないことを危惧するとともに、地域課題として、地域の米づくりが大幅に減少するとともに、比例して耕作放棄地が拡大しているため、地域の「食文化」がなくなることを心配しておられました。

そこで、田上氏は自社のお米の販売に加え、ここでしかできない米づくりをと考え、自ら農業に参入されました。

生産されたお米を通常の米よりも高く、一定の価格で買い取る仕組みを作ったことで、地域の農家の所得向上につながり、それが担い手(Uターン)や作付け面積の増加につながる取組みとなっています。

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今後の展開としても、大学生と連携した新品種の栽培、裏作への挑戦、SDGsの実践、ECサイトの立上げ、スマート農業など、多様な展開を考えておられます。

株式会社たがみの企業理念
■地域を見直し、新しい価値を創造し、モノとココロが一緒に流通する
■米作り・人作り・町作り
■共有・共感・共鳴

田上氏からの学び
■失敗を失敗ととらえない ⇒ やり続ければいつかは成功する!
■人がつながることで新しい価値が生み出される ⇒ 自分ひとりではできない!
■思考は行動を変える ⇒ 頭で考えたことは必ずできる!

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続いて、「たなべ未来創造塾」の修了生である堀氏から「地域に愛される酒『交』」をテーマとして、ご講義いただきました。

酒類販売をされている堀氏は、企業課題として、酒類販売数量がやや減少傾向にあり、特にビールや日本酒は苦戦していること。更には、卸先である一般酒販店が大幅に減少し、コンビニやスーパー等の大手企業に市場を奪われていることを危惧されていました。

生き残りを図るため、
ネット販売にチャレンジし、当初は売上アップ!
 ⇒ しかし、すぐに価格競争に巻き込まれ…
空き瓶改修による販路開拓も
 ⇒ 抜本的な解決にはつながらない…

新しい価値を生み出さなければ生き残れない
 ⇒ これまでにない日本酒を作りたい!!
このような考えから生まれたのが、「地域に愛される酒『交』」です。

ビジネスチャンスは ⇒「外食」、「家飲み」
ターゲットは ⇒「若い女性」

どうやって作るか?
田上氏が作る「熊野米」の活用。
ブランディングとして、つくるプロセスから多くの人に関わってもらう。
人とのつながりからできたので、名称は『交』。

「飲食店」をやっている第3期、第4期の塾生ともコラボし、バリューチェーンを強化。

今後も、ふるさと納税の商品にしたり、新商品を開発したり、OEMの見直しなどを改善を図っていく予定とのこと。

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鍋屋氏からも、「たなべ未来創造塾」全体のサプライチェーン・バリューチェーン」の話を紹介いただきいました。

■あかんあかんではなく、地域課題の中にチャンスがある
■未来塾を通じて、異業種との強い絆が生まれる
■いろんな人とつながれば、新しい価値が生まれる
■情報がビジネスを制す

事例として、
<企業課題・地域課題>
・住宅着工件数の減少
・空き家率の高さ
・商店街の空き店舗
 ↓↓↓
<チャンス>
・移住者の増加
・外国人観光客の増加

<企業課題・地域課題>
・高齢化、雇用の確保
・担い手不足、放棄地の増加
・鳥獣被害
 ↓↓↓
<課題とビジネスの両立>
・獲る→解体→食べる
・耕作放棄地再生プロジェクト
 etc

<企業課題・地域課題>
・シャッター通り
・若者離れ
・外国人観光客の立ち寄り
 ↓↓↓
<結果、地域課題解決>
・パンを通じて地域を知ってもらう
・地元に愛されるお店作り
・外国人観光客にやさしい店つくり

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この日の後半は、田辺市の3人への質疑を交え、グループディスカッションの時間を取りました。

講義の時には聞きにくかった質問などもお聞きして、各グループの会話が大変盛り上がっておりました。

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講義後の交流会でも、さらに田辺市と八代市の親睦が深まり、今後、都市を跨いで塾生が連携するビジネスの創出も期待される機会となりました。

今後も、ぜひ、交流を続けていきたいと思います‼

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